ご近所の世界遺産(3の続き)

フランスのラスコーの壁画(この記事には一切関係ありません)

人類最古の絵画とされるフランスのラスコーの壁画に劣るとも勝らない?、勝るとも劣らない??、小田原の世界遺産級の壁画をご紹介しようと思っていたら、そのうちの1つが解体されてしまいました。廃業してコンビニに替わる噂は聞いてましたが、建物解体前に壁画を記録をするのをすっかり忘れてしまいました。

そういえばあと2箇所、いつ解体されるかわからないような壁画があるので、きちんと記録しておこう。

前作はこちら

■小田原市役所の裏の方、コンクリート擁壁の壁画

一応、市役所の駐車場や裏口から庁舎に入る動線にはなってますが、かなり奥まったところに梅丸くん、お城、そして小田原提灯をぶら下げたお猿の籠屋さんの壁画があります。描かれてからどのくらい経っているのか、かなり色褪せており、定期的に補修されている雰囲気はありません。

梅丸くんは「ゆるキャラ」という言葉が世に知られた(2004年以降)のだいぶ前、小田原市市政50周年(平成2年、1990年)記念事業「ときめき小田原夢まつり」の公式キャラクターだそうです。

■寿町5丁目 酒屋さん(閉店)の壁画

あのね
ママはね いつも パパの好きなもの ばっかり 買うんだよ
ボク 二ばん目サ

とてもメルヘンチックな壁画なのですが、ここに書かれた文章は、アルコール依存症の父親と、母親による子供に対するネグレクトを訴えている??

とても意味深な壁画ですが、Google Street Viewの過去画像を見ると、2013年7月まではお酒屋さん(マインマート)は営業してましたが、その後閉店し、10年近く空き店舗のままです。こちらもいつかは取り壊されそう。

栄町4丁目 七枚橋交差点 相洋石油(株)ガソリンスタンドの壁画と、雰囲気が似ている気がします。どうなんでしょう?

(おわり)