撮鉄入門 挑戦9回目 feat. 5G受信実験

新スマホXperia 10 IVのカメラテストを兼ね、天気がいいので大雄山線の撮影に行ってきました。デジタルズームの画質は荒くて使い物になりませんが、3眼レンズ(x0.5、1.0、2.0倍)の撮影なら十分OKです。

清水新田 狩川の土手

一番撮影しやすくて天気がいいと背景の富士山他の山並みが綺麗な清水新田にて。去年の新色 天狗電車と今年の新色 リンドウ電車も走っているのは見ることができましたが、撮影はまたの機会に。

標準色の青帯
2019年導入のミント・スペクタクル・トレイン
狩川橋梁

やはりスキルというか想像力が足らない。線路に近づき過ぎたようです。この写真を見て、離れたところからズームで狙えば富士山と電車の大きさのバランスも良く、車両編成全体がフレームに入ることに気づきました。次頑張ろう!

運転手さんと富士山
車掌さんと富士山
大雄山駅構内
屋外に野晒しのコデ爺さん

ご老体を屋外に放置するとは。(この日の南足柄市の最高気温は27℃で夏日)

近くで見ると、おでこのあたりの塗装がひび割れているような。でも今の国鉄色に塗り替えたのは2018年とのこと。お化粧では隠せないようです。

翌日に再挑戦
クリエイトの屋根越しに見る富士山、外国人観光客はいないのでのんびり撮影できます
大雄山線と富士山、清水新田にて
大雄山線と富士山、狩川橋梁にて

昨日の反省を踏まえ、x2ズームで撮影した際に、車両編成全体がカメラに収まる場所まで下がって撮影。構図的には合格点と思います。

ここでガチな撮鉄なら、富士山の前にある邪魔な箱根と足柄の山を削ってしまうんでしょうね。

小田原から富士山を撮影する場合、箱根の山影を極力抑えるため、東に離れたほうがいいです。フレスポ北館の屋外駐車場、曽我梅林や田島のミカン山の方が富士山を大きく写せます。

▪️ついでの5G受信実験結果まとめ

auのエリア図を見ると、大雄山線は5G Sub6〜5G NR化〜4G LTEのエリアを走ってます。各駅の5G受信状況を見てみましょう。

  • 使用スマホ :Xperia 10 IV docomo版SIMフリー
  • スマホが受信可能な5Gバンド(販売時の仕様):n78=3.3~3.8GHz、n79=4.5~4.6GHz
  • キャリア :povo2.0(au)
  • auが提供する5Gバンド :n3(NR化 1.7GHz)、n28(NR化 700MHz帯)、n77/n78(Sub6 3.6~4.2GHz

docomoのSIMフリー版の対応周波数からすると5G NR化には対応できないはずなのですが、どうも受信できている感じなのでこれを確かめてきました。

ピンク=5G Sub6、オレンジ=5G NR化、黄色=4G LTE
【01 小田原駅】
エリア図(5G Sub6)の通り5G Sub6 n78で受信

写真は2003年まで利用されていた旧駅舎です。閉鎖後は20年ほど関連会社の事務所として使ってましたが、2022年にカフェに変わっています。取り壊さなくてよかった。この場所はエリア図は5G Sub6であり、実際に5G n78を受信しています。

【02 緑町駅】
エリア図は4G LTEだが5G n78で受信

エリア図は4G LTEですが5G Sub5 n78を受信しています。受信レベルの低さから見て、エリア外ながら小田原駅東口の5G Sub6の電波を拾っているようです。

【03 井細田駅】
エリア図は5G NR化だが4G LTE B3で受信

この付近は5G NR化と4G LTEエリアの境目で、LTEを受信している模様。我が家の受信状況と似た感じのようです。

【04 五百羅漢駅】
エリア図は5G NR化だが4G LTE B1で受信

5G NR化と4G LTEエリアがまだらに入り混じるエリアで、LTEを受信している模様。扇町一帯はこんな感じ。

それにしても駅とマンションの一帯構造は便利そう。勤務先が駅直結のオフィスビルなら、通勤の際に傘がいらない。唯一の難点は、最寄りのコンビニ(セブンイレブン小田原多古店)まで片道350m、スーパー(ヤオマサ久野店)まで1.5km、なんと小田原市内のどこにでもある最寄りのクリエイト清水新田店まで1.5kmと買い物に不便な点。通勤定期があるなら、雨の日は電車で小田原ラスカかハルネに買い物行った方が傘不要で便利そう。

【05 穴部駅】
エリア図は5G NR化だが5G Sub5 n78で受信

受信レベルの低さから見て、国道1号酒匂橋の5G Sub6の電波が届いているようです。国土地理院地図で調べると、酒匂橋からここまでは酒匂川〜狩川の河川敷に沿って直線的に距離3.5km、アンテナ高さ次第で見通しにありそう。未だに酒匂橋5Gの基地局位置がわからないので追加調査が必要。

【06 飯田岡駅】
エリア図は5G NR化だが4G LTE B3で受信

エリア図を詳細に見ると、飯田岡駅周辺は5G NR化エリアの中にポツポツと4G LTEエリアが虫食いのようにある。基地局エリアの継ぎ目か、建物か何かが影を作っている感じがする。

【07 相模沼田駅】
エリア図(5G NR化)の通り5G n28で受信

相模沼田駅から塚原駅までは安定した5G NR化のエリア。十分な受信レベルでn28を掴んでいる。docomo版SIMフリーのXperiaは、販売時の仕様だと5G n28には対応していない。受信できていてもまとものデータ通信できない可能性があるのか?本件も追加調査が必要です。

【08 岩原駅】
エリア図(5G NR化)の通り5G n28で受信
【09 塚原駅】
エリア図(5G NR化)の通り5G n28で受信
【10 和田河原駅】
エリア図(4G LTE)の通り4G B1で受信

和田河原駅から大雄山駅までは安定した4G LTEエリア。

こちらも駅と一体構造のマンション。ここは五百羅漢駅併設のマンションと違い、道を挟んですぐ目の前にセブンイレブンとローソン、スーパー小田原百貨店まで1km、クリエイトまで350mなので買い物は便利そう。

【11 富士フイルム前駅】
エリア図は4G LTEだが5G Sub6 n78で受信

エリア図は4G LTEだが5G Sub6 n78で受信している。エリア図の「秋以降の予定」を見るとこの付近が5G Sub6のエリアになる計画。もうすでに5G Sub6サービスが運用開始されている様子。

多くの富士フイルム社員が通勤に利用した名残で、ホームも駅舎もとても広いです。今から40年ほど前、川合選手や熊田選手に会いにきた大勢の女性ファンがこの駅周辺にあふれていたとか。。。

【12 大雄山駅】
エリア図(4G LTE)の通り4G B1で受信

▪️まとめ

相模沼田駅〜塚原駅間で、端末販売時の機器仕様上対応していない5G NR化(n28)に接続できている模様。Android OSを12から14に更新した結果か、またはファーム更新などが行われたためか?

重要なポイントは、「5G NR化(n28)に接続しているのと通信速度が出るのとは違う」はず。SpeedTest 3回分で「300MB/3日間」のギガ活(=主にウエルシアやクリエイトでの買い物で獲得分)を消費してしまうため、しっかり計画を練ってから相模沼田駅〜塚原駅間にて、通信速度検証のための追加実験を行いたい。

ここで問題は、最高のいい天気の中サングラスをつけて自転車で走り回っているため、ポンタのような顔になってしまったこと。以前ならつばの広い帽子を被って日焼け防止できたのが、ヘルメット着用となり顔が無防備になってます。(本物のたぬきは目の周りが黒いのでポンタと配色が逆

ポンタ
たぬき
翌日に再実験

すべての測定場所は、5G NR化エリアになります。この結果より、端末販売時の機器仕様上対応していない5G NR化(n28)に接続できているのは間違いないです。3箇所とも受信レベルは-100dBm以上で十分、通信速度も5G NR化エリアとしたらこんなものだと思います。

清水新田の狩川土手にて

エリア図通り5G NR化 n28を受信しています。
USENスピードテスト(1回測定)結果は以下のとおりです。

DL 53.5Mbps/UL 7.6Mbps

岩原公園にて

エリア図通り5G NR化 n28を受信しています。
USENスピードテスト(1回測定)結果は以下のとおりです。

DL 30.4Mbps/UL 20.9Mbps

狩川橋梁南側にて

エリア図通り5G NR化 n28を受信しています。
USENスピードテスト(1回測定)結果は以下のとおりです。

DL 30.6Mbps/UL 39.3Mbps

念の為ネット上のdocomo公式情報を再確認してみたところ、以下の情報が公開されてました。

Ref. 対応周波数帯(docomo)

この情報は2024年に入ってからも更新されているようなので、どこかのタイミングで機能拡張されn1とn28への対応するようになった模様。auの5Gバンドであるn3とn77には未だ対応してないが、足柄平野で使用する分には今のところ問題なさそう。(他地区での状況は不明)

(実験終了)