オミクロンが収まらないのであまり外出する気にもならず、室内で色々シミュレーション(=妄想?)をしてます。ちょうど我が家のネットとスマホであれこれ課題が出てますので、解決策を検討しましょう。
■現状の我が家のネットとスマホの状況
現状は、4年前にiPhone8に機種変する際に「docomoまとめ」にしました。その時の様子はこちらにまとめてあります。
従来だとスマホに関しては2年ごとにキャリアとスマホを入れ替えしていたのですが、2年前の今頃は正体不明の新型コロナの出始めの頃で、「感染したら死ぬかも?」との恐怖心から引き篭もりとなり、最安値を足で探す必要のあるキャリア&機種変を見送り、もうすぐ4年目の契約更新月を迎えます。
■課題の整理
1)固定電話 :必要性の再検討
就職後の1987年からずっと契約してます。いまだにアナログ回線で一切オプションなしの一番安い状態です。さらにスマホが「通話無料オプション」付きなので、自分から発信することもありません。
これ以上基本料金を下げる策はないはずなので、年間18,600円を今後も払い続けるべきか、真面目に考える必要がありそうです。
2)スマホ2台分
将軍様曰く、「今どきボタンがついているスマホなんて無い」、「最近調子が悪い」、「お友達にこんな古いの使っている人はいない」とのことです。
- ボタンがついているスマホ :ホームボタンのことと思われます。今のFace IDってマスクしたままで認証できる?顔と指紋とどちらが認証精度やセキュリティが高い?Kanatec的にはTouch IDの方が好きですけど。
- 最近調子が悪い :不要なアプリがたくさん入っているので、日常生活同様に散らかっていて、必要なものがすぐに見つからないだけと思います。なんとバッテリーの状態を見ると89%であり、まだまだ十分使えそうです。
- こんな古いの使っている人はいない :どうで電話とLineだけなのでiPhone8で十分です。ストックしているiPhone4Sを、「最新型のiPhone14Smini」と言って渡しても、気付くことはないでしょう。
以前のように、キャリア乗り換えで機種変一括ゼロ円の時代でもないので、端末はなるべく長く使いたい。大手キャリアの機種変一括ゼロ円を諦めるなら、これを機会に格安SIMに乗り換えたい。(これまでは「キャリア乗り換えで機種変一括ゼロ円」狙いで、格安SIMへの乗り換えを見送っていた)
3)我が家のインターネット :回線速度の改善
フレッツのマンションタイプを使用しているのですが、コロナで在宅勤務者が増えているためか、子供たちが外で遊べずネットを使いまくっているためか、午後3時位から夜は激遅で、10年以上前の3Gスマホレベル(下り数Mbps)まで通信速度が低下します。
このため、Kanatecのバイト先主催のリモート会議とか、将軍様の地球平和を守るオンライン戦闘活動に支障が出ています。現在は3月まで基本料無料の楽天モバイルのWiFiルータでなんとか繋いでいますが、早めに手を打たないといけない。
4)ガラケー :一切変更不可
高齢者向け携帯電話端末なので、機種変など操作に影響のある変更は一切不可です。先日も長年愛用していたdocomoのシニアフォンが壊れてしまい、既に生産中止だったので、同じ機種を中古で探したくらいです。
さらに操作ミスによる不意の発信や切断忘れもあるかもしれませんので、「話し放題」契約も必須です。
■対策(1) :我が家のインターネット回線速度の改善
マンションタイプなので、戸建てのように回線選択の自由度がないです。
また在宅勤務での常時接続や、戦闘活動及びモフモフ系動画視聴の通信量も膨大なので、モバイル系だと容量制限で無理でしょう。
マンション内でもネットの遅さが問題になっているようで、現状のフレッツ光からNuro光に変える話が出ているそうですが、Nuro光の実力もよく分かりませんし、マンションでは物事は簡単に決まりませんので、いつになるやら。それに、激遅0-SIMのNuroなので信用してませんし、NTT光とそれほど速度差があるとも思えません。(ピークは高速だけど時間帯で詰まりやすいとか、信頼性が低いとか、NTT光と比べて一方的な差があるとは思えない。)
- 2022.02.26追記 フレッツ光は1GB、Nuro光は2GBなので、公称値で言えば倍/半分の速度差がありますが、Best Effortのベストの尽くし方のレベルの問題で、絶対にこの業界から撤退不可能な元国営キャリアと民間企業の差はあると思います。
実は、1年位前にマンション内の回線をメタルから光に変えられるようになったことは知ってます。ただし宅内工事が必要なので、コロナが落ち着いたら変更しようと思ってました。それに皆さん光に変更したら、メタル側が空いて速くなるのでは?という期待もありました。
回線はNTT東のフレッツですが、サービスはドコモ光なのでdocomoさんに相談した所、光回線変更に関し「キャンペーン中なので工事費は無料、基本料金も現状と変わらずで、さらに回線速度の向上が期待できる」とのことで工事の予約をお願いしました。(ベストエフォートなので、速度向上は保証不可。)
ここから先は邪推ですが、キャンペーンで工事費無料ということは、NTT側も早く光に乗り換えてほしい感じで、マンションから古いメタル回線系の機器を早く撤去したいような気がしました。もしそうだとすると、メタル系の回線速度を絞って追い出しにかかっているいる可能性もあります。
マンションの管理人室に置かれた機器から自室までの短い区間を光にするかメタルにするかで、そんな影響があるのかなって気がします。そもそも早くでも数10Mbps/遅いと数Mbpsの話をしているので、「そこぢゃない!」と思うんですけど。単純にマンション内の通信量に対し、マンションから先の回線容量が足りてないだけだと思います。とりあえず工事費無料で基本料金も変わらずなので、まずは回線を最新化してみましょう。工事は2月末なので、結果が出たらご報告します。
■対策(2) :問題のスマホをどうするか?
以前はキャリア乗り換えで、(不要な)各種コンテンツサービスのオプションを(短期間限定で)付けることで、iPhone一括ゼロ円は当たり前でしたが、その後総務省さんが色々(余計な)指導をしてますので、今はどのような状況なのでしょうか?
スマホ2台をauに乗り換えた場合の月額料金は上記のようになります。総務省さんの指導の割には、ライトユーザであるKanatecにとって、月々の基本料金が下がっているようには見えません。このほかに初期費用として、契約手数料のほか大問題の端末代金が必要です。
月々の基本料はdocomoもauもあまり変わりないのですが、契約回線数が3回線から2回線に減るので、その分の割引が千円ほど減ってしまい、4年使用で見ると累計で5万円近い差になります。
この5万円の差は、iPhoneSEなら1台買えちゃいますので、「同時に2台docomoからau乗り換えで、端末割引で半額以下」が損益分岐点になります。
さて、問題です。ここ数年の総務省さんの指導の元、端末代ってどのくらい値引きしてくれるんでしょうか?まずはTwitterでの日々のつぶやきで調べてみます。
テルル小田原
最近、商店街に新装開店したので大々的にキャンペーン実施中と思ったのですが、なんと公式Twitterは2017年9月27日で更新停止中、別のブログも2015年8月で停止中。
テルル全社的にTwitter利用停止かと思ったら、開成のテルルはTwitterでつぶやき続けてますが、スマホの値段についてつぶやきが見当たりません。
auショップ西湘(公式)
公式Twitterは2013年8月5日で停止中。
ノジマオンライン
今年のTwitterつぶやきを全部見ましたが、スマホ価格の情報は一切なし。
これって、某隣国で「天●門」と検索しても何も出てこないのと同じで、何か国家的な情報統制が敷かれてない?
実際の店頭では「総務省さんのご指導」をうまく回避したスペシャルな条件で販売されているケースもあるようで、ネット情報で「49,800円のiPhone SE(第2世代)が一括ゼロ円」というのもチラチラ見かけましたし。。。やはり店頭に出向いて調べないといけないみたいですね
現在のdocomoの更新月は、2年の契約満了月を含めて3ヶ月間なので、2〜4月になります。これは総務省さんのご指導で改善した部分です。このほか、携帯電話番号ポータビリティ手数料も無料になったようなので、これも改善した部分。
オミクロンが落ち着いたら、キャリアショップや電器量販店を回ってみたいと思いますが、その前に「総務省さんのご指導」がどのようなものなのか確認しておきたいと思います。
■(総務省)モバイル市場の競争促進に向けた制度整備
新型コロナのおかげで、従来2年ごとに実施してきたキャリア&スマホ入れ替え検討が1回スキップしてしまい、最近4年間のこの筋の情報が全くありません。ネットで調べてみたところ、2019年10月の総務省さん資料でパワポ形式の読みやすいのが見つかったので、これをベースに新制度を理解し、知識を最新化したいと思います。文中のページ番号は以下のパワポ資料を参照したものです。
▶️ (総務省)モバイル市場の競争促進に向けた制度整備(PDF 2.6MB)
P.4 電気通信事業法の一部を改正する法律について
- モバイル市場の競争の促進及び電気通信市場の環境の変化に対応した利用者利益の保護を図るために、 電気通信事業法の一部を改正(2019年5月17日公布、10月1日施行)
本当に「利用者利益の保護」に資する施策なのか確認していきましょう。
- 通信料金と端末代金の完全分離、期間拘束などの行き過ぎた囲い込みの是正のための制度を整備
端末の月賦額相当を基本料から値引きして設定するとか、2年縛りの基本料割引と途中解約時の違約金への規制です。基本的には間違ってないのでしょうけど、別にそんな頻繁にキャリアを変更する気はないので、「あえて自らの意志で囲い込まれ、トータルコストを下げようという人」もいる中、かえって月々の料金が上がってしまう人も出てきそうな気がします。(Kanatecはこれに近い、コストが下がるなら相応な拘束は許容)
- 代理店に届出制度を導入、自己の名称等を告げずに勧誘する行為等を抑止
ゴミ以下のコンテンツオプションの山盛り加入を条件に端末値引きしたり、電話でしつこく勧誘してくる悪徳業者も多かったので、これはいいことです。
P.6 モバイル市場の公正な競争環境の整備に関する基本的考え方
- [通信料金] 端末の販売等に際する通信料金の割引を一律禁止
- [端末代金] 通信契約の継続を条件とする端末代金の値引き等は一律禁止、継続を条件としない端末の販売等における端末代金の値引き等は、一定の上限を規定
- 行き過ぎた囲い込み(不当な期間拘束)の禁止 :長期間に渡る契約、違約金等が高い契約、期間拘束無しの契約との料金の差額が大きい 契約、利用者の意思に反した自動更新などを禁止
これがポイントです。
「一定の上限」は税引きで20,000円だそうです(P.13) 。これは2年縛りか否かで差がつけられないので、「あえて自らの意志で囲い込まれ、トータルコストを下げようという人」には完全に不利に働きます。
なお、値引きにはポイント付与も該当しますが、「加入者を事業者の利用者に限らないオープンなポイント制度等を活用して、ポイントを付与する場合」は該当しないそうです。もしかしてdポイントとPontaポイントが提携したのはこの理由?(P.20)
さらに法により;
- 違約金等の額の上限が1,000円(税抜)に定められました。以前の1/10程度になります。(P.32)
- 期間拘束の有無による料金差の上限等が、170円/月に定められました。以前の「倍半分」だと法令違反です。この結果、低い方の料金が上がってしまいそうで、この条項だけが使用者保護に働かないように思います。(P.32)
- 契約更新月が、契約期間の満了月、その翌月及び翌々月の3か月間設けられていること。以前は契約満了翌月1ヶ月だけでした。(P.32)
そういえば、1月中旬に以下の内容のSMSが届いてました。(我が家のスマホ2大は月が契約期間の満了月)
契約継続を希望されない場合 2022年2月1日から2022年4月30日までに手続きが必要となります。上記期間以外に本契約を変更・解約された場合は解約金が発生いたします。
- 継続割引等の利益 の提供の上限が1か月分の料金(税抜)/年に定められました。(P.33)
- 違約金等の額と特定経済的利益の額との合計額は、1,000円(税抜)を超えてはならない。(P.33)
P.24 端末代金の値引き等の規律において将来時点でしか金額が確定しない利益を提供する場合の扱い
- 将来時点でしか金額が確定しない「利益」を提供する場合には、予見される市場買取価格について合理的な見込みがあるときに、総務省に対し一定の手続を経ることで、当該利益の金額を事前に確定することができる。
端末を分割払いの契約で購入し、たとえば24ヶ月使用後に返却(売却)することで残債と相殺するパターンです。これって返却時のスマホの状態が「液晶が割れて蜘蛛の巣状態でも、電源が入ればいい」のでしょうか?Kanatecの場合とても大事に扱いますので、多分普通に売却した方が高額なので、このパターンの契約は明らかに不利です。
■格安SIM比較
以前のようにキャリア乗り換えで「一括ゼロ円」は無理っぽい感じなので、格安SIMで月々の通信費を抑えてその分で端末代を捻出できるか検討してみましょう。見積条件は以下のとおりとします。
- データ通信量は、コロナ引き篭もり中は1GB以下、コロナ収束後も3GBあれば十分
- 通話定額は、1台分は5分、もう1台分は無制限
- 端末はとりあえずSIMロック解除したdocomo版のiPhone8
- 最近の格安SIMの品質が分からないので、安全にメジャーブランドとする
- *1:au系の格安SIMは癖がありそうなので、端末の適合性に要注意 →SIMロック解除iPhone8はOKのはず
- *2:データ量が20GBと多いが価格も安くなく、通話定額が5分のみなので対象外 →長電話の将軍様非対応
- *3:「通話定額オプション」、みおふぉんダイアルアプリからの発信が必要、もしくはプレフィックス番号(0037-691)をつけての発信が必要 →オートプレフィックスじゃないと将軍様非対応
価格的には老舗格安SIMのIIJmioが一番安く、契約事務手数料も8ヶ月ほどで回収可能ですが、将軍様が通話定額アプリまたはプレフィックスを使わず長電話する恐れが大きい。
次の候補は大手キャリアauの格安プランpovoです。格安SIMの初期の頃、au系はかなり癖があり、特にiPhoneとの相性が頻繁に問題になりましたが、さすがにauのサブブランドなのでこれはないでしょう。また通話アプリ不要で定額通話可能で、さらに通話定額トッピングは自動更新なので安全です。(1回でも長電話でミスったら、値段差500円なんてすぐ逆転してしまいます)
いずれにせよ現状のdocomoと比較すると、月に3千円程度の節約になります。これを4年継続すると14万円程度浮きますので、型落ちモデルなら端末2台分の財源確保できそうです。
さらに現在使用している「iPhone8 64GB docomo SIMロック解除済み」の中古買取価格はMAX.14,000円程度なので、2台分でMAX.28,000円。機種変時の資金補填とするか、予備として残すか、それともあと2年使うか。。。
■まとめ
4年ぶりのスマホ入れ替え検討のため、現状理解するまでかなり大変でしたが、世の中の様子について行けそうなレベルまでリハビリできました。
オミクロンが収まってきたら、ご近所の電機量販店や携帯ショップを偵察し、実態価格を調べてみます。残念なのは、在宅勤務のためバイト先への通勤定期がなく、新横浜とかアキバなどへは行けませんが、これまでもご近所で調達できてましたし、格安SIMなら全てオンライン手続きなので問題ないでしょう。
■関連情報
なんか端末大幅値引きがありそうな感じがしてきた。。。
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https://buzzap.jp/news/20220219-au-iphone-12-under-20000yen-docomo-30000yen-cashback/