天国への階段!?
来年2月のau 2年縛りからの解放に向け、前回のKanatec通信でウダウダ検討した結果、以下のような結論に至りました。
■ 要求仕様
- 初期費用及び月額費用が安いこと(格安MVNO SIMが使えること)
- 110や119の緊急通報用電話番号へ音声通話が可能なこと(IPフォンは不可)
- FOMAプラスエリアで使えること(特に田舎や山奥,建物の奥で繋がらないのはNG)
- 現状の3個持ち(=auケータイ+emルータ+iPod touch)から端末数を削減するため、テザリングが可能なこと
- それなりの技術的な楽しみがあること
要求仕様No.2-4だけなら、キャリア3社いずれかのiPhoneを買えばOKですが、貧乏なKanatecには月額6千円以上を2年間払い続けることは許容出来ません。
■ ソリューション
iPhone 4S au 中古品
- 発売開始から2年程経過したため、中古品の流通量も多く、値段も2万円台で手に入る
- ネットの報告からみて、FOMAプラスエリア対応であると判断出来る
- ケースや液晶保護フィルム等のサプライ品も格安で入手可能
- iCloudを使って手持ちのMacやiPadとの連携も簡単
なお、もし後述するSIMロック解除がうまくいかなかった場合は、現状のauケータイから機種変更し、音声通話契約(※)のみでWiFi運用することで、要求仕様No.4項の3個持ちから2個持ちに改善出来ます。・・・それ以前にソフトバンクは嫌いなので。※注意:auの場合、iPhoneでも音声のみの契約が可能のようですが、IS NET契約をしなくてもデータ通信が勝手に出来てしまうようです。このため、確実にiPhoneのモバイル通信=OFFの設定をする必要があります。(一応データ通信料金の上限設定はあるようですが・・・)
SIMロック解除用パーツ
GeveyやGPPが有名ですが、以下の理由によりGPPの日本正規代理店 キングモバイルから出ているMade in Japanのオリジナル製品「AU版 iPhone4S専用 SIMロック解除アダプタ Smartking」にしようと思います。選定のポイントというか、期待する点は;
- 国内業者の製品なので日本のキャリアやSIMとの相性がいい、国内の利用環境に関する情報が豊富、トラブル時のサポートが期待出来る
- 日本製なので、加工精度や製品品質が高い
- 国内業者のMade in Japanの製品なので、偽物をつかまされるリスクが少ない
- アクティベーション用のSIMカード付きで¥1,680とお値段もお手頃
- 最新のiOS7での動作確認あり
一番の課題は、このSIMゲタとiPhone4s(au)との組み合わせで、テザリング出来るかどうかです。これについては情報が少ないため、「やってみないと分からない」という楽しみ(?)があります。
音声通話&3G通信用SIM
音声通話可能なMVNO SIMって少ないんですよね。(1)bmobile スマホ電話3G無料通話分1,365円(最大32.5分)付きのプランSと、150Kbps・通信量無制限の月額定額980の組み合わせなら、月額2,270円から利用可能です。データ通信を3G速度制限無しで通信量1GB/月の組み合わせなら、月額3,270円から利用可能です。(月単位でブラン変更可能)(2)So-net モバイル LTE無料通話分500円+150kbps・通信量3GBの通信付きで月額2,310円から利用可能です。(So-netプロバイダ料金 月額210円を含む)このサービスの特徴は、追加チャージで速度Up対応が出来ることと、少ない金額で追加SIMの発行(※)が出来ることです。※注意:追加SIMの発行は契約時のみ可能。契約途中のSIM追加や部分解約は不可です。現状、将軍様スマホにOCNの月額980円・通信速度無制限・通信量30MB/日のSIMがあり、これがそのうち下賜される予定なので追加のSIMはあまり必要でないことや、月額の無料通話分の差、So-netの速度Upチャージ料金の高さを考えると、bmobileにしたいと思います。
■ 結論:初期費用と月額料金のまとめ
ケース/料金 | 初期費用 | 月額料金 | |
iPhoneでテザリング可能な場合 ※1 | au iPhone4S(中古) | ¥25,000位 | 月額合計¥3,270 無料通話¥1,365分付き |
SIMロック解除アダプタ | ¥1,680 | ーーー | |
bmobileスマホ電話 | ¥3,150 | ¥3,270 | |
iPhoneでテザリング不可能な場合、モバイルルータ併用 ※2 | au iPhone4S(中古) | ¥25,000位 | 月額合計¥3,250 無料通話¥1,365分付き |
SIMロック解除アダプタ | ¥1,680 | — | |
bmobileスマホ電話 | ¥3,150 | ¥2,270 | |
モバイルルータ ※3 | ¥0 | ーーー | |
モバイルルータ用SIM ※3 | ¥0 | ¥980 |
- ※1:データ通信は3G速度無制限で1GB/月(1GB超過時は月末まで150kbps)
- ※2:データ通信は、iPhoneは150kbpsで通信量無制限、ルータは3G速度無制限で30MB/日(30MB超過時は翌日まで200kbps)
- ※3:モバイルルータは手持ちのemobile GL01PまたはGL04Pを転用。データ通信SIMは手持ちのOCN モバイルONEを転用。
さてさて、初期費用3万円くらい、月額費用3.3千円くらいで、音声通話付きのスマホ運用出来るか、ついでにテザリングまで出来て、手持ちWiFiルータを減らせるかどうか・・・。ちなみに現状の月額料金は,auケータイ プランSS¥980+emobile LTE(制限無し)¥3,880の合計¥4,860なので、月額¥1,500程度の節約が可能であり、初期投資は20ヶ月で回収可能です。来年2月のau 2年縛りからの解放にあわせ、ボーナス時の臨時配給されるお小遣いを元手に,実験は年末&年始休暇頃に開始予定です。さてさて、天国への階段を上れるか、地獄への階段を転げ落ちるか・・・。
iMacのNVRAMの電池交換ってどうするの?
つい最近、Power Mac G5のPRAM(※1)用のボタン電池を交換しましたが、この機種はサイドパネルをあけて作業に邪魔なメモリ数枚を外せば、作業はとっても簡単でした。※1:PowerPC ベースの Mac ではPRAM、intelベースのMacではNVRAMと呼ぶらしいPower Mac G5は2005年後期型なので8年程前の製品なので、今回のボタン電池交換がもし2度目だとすると寿命は4年程度です。メインマシンのiMacはというと、2009年前期型なのでもう既に4年以上経過していることになりますが、ボタン電池の交換は簡単に済むとは思えませんが・・・。2009年初期型のHDD交換作業を紹介しているASCII.jpのWebに掲載されている写真からみると、液晶のカバーガラスとフロント側のアルミの枠を外せば、本体右下にボタン電池らしき物体があるようです。
ASCII.jpのWebより借用これなら何とかなりそうですね。でも、ここまでやるなら、HDDをSSDに置換したいです。
■ ちょっとした予備検討
じゃんぱらで、iMac Early 2009 24インチ/Core2Duo 2.66GHzの中古買い取り上限価格を調べてみたところ、¥29,000でした。(2013.10.06時点)この買い取り価格だと、新しいMacの購入資金を補填するには少々厳しい感じです。しかしながら、過去の実験結果や経験により、メモリ満タン8GB搭載のiMacのHDDをSSDに置換すれば、体感速度はかなり向上するため、暫くは延命可能です。・・・で、じゃんぱらで250GB程度の中古のSSDの値段を調べてみると、¥13,000から¥15,000位のようです。もし今後NVRAMの電池切れやHDDが不調になったら、一気に改造してみようと思います。