レーザープリンタの値段

▪️はじめに

10数年使ってきたEPSONインクジェットプリンタ カラリオEP-702Aが、とうとう限界を迎えました。ここ数年は、印刷する度にヘッドのカスレが消えるまでヘッドクリーニングを何度か繰り返し、騙し騙し使ってきました。印刷よりヘッドクリーニングで消費するインク量の方が多そう。それでも、通販で購入した格安インクカートリッジがたくさん残っていたので、これを使い切ったらプリンタを買い替えようと思ってました。

ところがとうとう;

  • 何度ヘッドクリーニングを行なってもカスレが消えない。カートリッジを新品に変えてもダメ。
  • 不思議なことに、ヘッドクリニーニングを行うごとに、カスレる色やカスレの状態が変わる。(一度カスレが解消したヘッドが、ヘッドクリニーニングを行うとまたカスレる)
  • ブラックのインクカートリッジの在庫がなくなった。他の一部の色も在庫切れ。

はい、もう諦めましょう。プリンタさんは次の粗大ゴミの日までベランダにてお休みしてもらいましょう。

ベランダの特設廃棄物集積場にて。廃棄の際は45リットル以下の透明/半透明のビニール袋に入れましょう。(ビニール袋の分だけゴミが増えますが、それがルールなので)
未使用の格安インクカートリッジが10本以上残っていますが、この型のカートリッジを使用するプリンタはもうすべて廃盤で、新品では手に入りません。

Ref.(過去記事)EPSON カラリオEP-702Aのご紹介

▪️後継機種の検討

要求仕様
  • 書類や年賀状などを普通に印刷できればいい、写真画質の印刷は不要
  • スキャナはスマホで、FAXはPCで代用できるので、印刷だけの単機能でいい
  • インク代などのランニングコストが安いこと
  • 時々印刷する度に、ヘッドのカスレを頻繁にクリーイングするのはイヤ(=用紙やインクの無駄、ストレス増大&時間の無駄)
  • 会社用のノートPCの置き場になるよう天板が平面
(候補1)EPSONエコタンク方式

1000枚印刷を想定した際、エコタンク方式だとブラック2本+カラー3色x各1本の系5本を消費し、1本あたり660円なので年間3,300円。

割と安そうに見えますが、印刷頻度が低い場合、ヘッド乾燥等によるカスレは起きないのか、開封後のエコタンクは何年くらい持つのかが不安。どう考えても1年で1000枚も印刷しない。

またエコタンク対象機器は、複合機になってしまい機種代が高い。エプソンダイレクトショップ販売価格(税込)35,750円が最安。(EP-M553Tの場合)

(候補2)Canon大容量タンク(ギガタンク)
G1330、キャノンオンラインショップで26,950円(納期1ヶ月?)

インクボトル各色1本でブラック約6,000枚、カラー約7,700枚の大量出力が可能ですが、こんなに印刷しないでしょう。

6000枚とは?

印刷時のランニングコストはモノクロ0.4円/枚、カラー1円/枚とダントツに低コストなのですが、インクが無くなる前にヘッドが劣化したらショックが大きい。それにインク容量が多いため、ボトル1本当たり1,980円(ブラック)/1,540円(カラー各三色)する。

単機能プリンタなので、EPSONよりだいぶ安くなりますが、「納期1ヶ月」ってどういうこと?半導体不足の影響がまだ残っている?

(候補3)ブラザー モノクロレーザープリンタ

決め手に欠くので、ご近所のKsデンキに下見に行ってきました。そこで見つけたのが、ブラザーのレーザープリンタで1万円を切った価格です。これにKsデンキの現金値引きが加わります。

もう一つ上の機種が12,800円(税抜)でそれに10%の現金値引きです。こちらは印刷機能は安価版と同じですが、WiFi接続できるため、スマホやiPadから直接印刷できます。

単機能プリンタとはいえ、いつの間にかレーザープリンタの値段が下がっていて驚き。こちらも在庫不足らしく、「一人1台限定」販売です。なお、以下の商品価格はWeb価格であり、値引きを想定した店頭価格とは違います。(値引き後はほぼ同額)

純正トナー

トナー代を含めたランニングコストは、モノクロ3.5円/枚なのでEPSONエコタンク並み。問題は純正のトナーの価格で、約3000枚印刷可能なもので純正品はなんと1万円越え!

プリンタ本体の値段とトナーの値段のどちらかが間違っている。

まあこれは古典的なプリンタの売り方で、「本体を安く買ってもらって、消耗品で稼ごう!」スタイルですね。Kanatecは貧乏なので、純正の消耗品なんて買いません。Ksデンキの隅の方にあるベンチに座り、スマホでAmazonに出品している互換品トナーの値段を調べてみたところ;

純正品最安値
互換品2本パック
互換品1本

Amazonプライム会員なら朝注文すればその日に届きますし、1本当たり3000枚も印刷できるので、プリンタ本体の寿命(=約5万枚または5年間)でカートリッジを何個消費するやら。。。

(候補4)ブラザー カラーレーザープリンタ

機種本体も互換品トナーも想像より値段が下がっているのが分かったので、試しにカラーレーザープリンタも調べてみます。

KsデンキWeb価格
Amazon互換品

カラーレーザプリンタもインクジェットプリンタ並みお値段で買える。

トナーも互換品なら1本1500円程度。

印刷枚数はBK約3000枚、C/M/Y約2400枚/色なので、カラートナーを変えることなく装置寿命(約10万枚または5年間)を迎えそう。

▪️(結論)ブラザー モノクロレーザープリンタに決定

最後までモノクロレーザーとカラーレーザーで悩んだのですが、機種代の差とカラー印刷の頻度もあまりないと考え、ブラザー モノクロレーザープリンタに決定しました。

なお、スマホや複数のPCからの印刷を想定し、WiFi対応モデルにしました。

これを使ってみて、ドラムの寿命とか互換品トナーの品質などを確かめた上で、問題がなさそうなら次はカラーレーザーにしようと思います。

上面用紙排出のため、会社用のノートPCの置き場がなくなってしまい、ダイソーで総額880円(税込)にて棚を調達。見た目も使い買ってもそんな悪くないので、これで満足。

PCを介さずiPadやiPhoneからAirPrintで直接印刷できることや、複数のPCから印刷できるのもとても便利。奮発してWiFi接続モデルにして正解。

でも時々カラー印刷したい書類もあり、この点は少々後悔。コストとの絡みなので、これは諦めましょう。

(終わり)