■有事の際のGPS
アメリカが戦争に絡むとGPSの精度が落ちたり、いきなり使えなくなったりするって聞いたことがありますか?
GPSはアメリカの衛星による測位システムで、自動車やスマホの位置情報や、船舶や航空機の運航などの平和利用だけでなく、元々は軍用で、有事の際の各種精密誘導兵器とか軍のオペレーションに重要な情報システムとなります。もちろん米軍だけでなく、敵軍もこの情報を利用することが可能です。
このほか位置情報だけでなく、高精度の時刻情報もこの衛星から取っているケースがあります。
本日、脂肪燃焼作戦(Operation DeVoo=コードネームODeV)で足柄平野西半分を一周したのですが、かなりの頻度で測位精度が乱れてます。所詮中古のスマホなのでそんな精度は期待できませんが、ここまで乱れたのは記憶にありません。走行ルートは完全に上空が開けていますので、衛星が捕捉できなかったことはないはず。。。
もしかするとウクライナでの軍事作戦に関係し、GPSシステムの運用管制が行われていたりして。。。
実際はこんなジグザク動いていません。これだけの測位誤差が2022.04.23 13:00〜14:00の1時間の間に発生しており、今までにこんなことはありませんでした。
■重要な測位システムを、米軍完全依存はあり得ないので。。。
- ロシアは「GLONASS」(グロナス)と呼ばれる衛星測位システムを独自に運用
- 中国も「北斗」(バイドゥ)というシステムを構築
- 欧州は完全に民生用の「Galileo」(ガリレオ)を構築中
- 日本は準天頂衛星「みちびき」があるが、これ単独での測位ではなく、GPSと連動し測位情報を補完・補強
ちなみに使用しているスマホ 京セラTORQUE G03は、GPSと基地局位置情報で測位しているようです。(A-GPS)
■注記
表向きには、現在は米軍による故意に誤差データを加える操作(Selective Availability、略称 SA)は行ってないそうで、単にスマホの調子が悪いだけかもしれません。
いずれにしても正しく測位できないと、Kanatecの脂肪燃焼作戦(ODeV)での移動距離が正確に計測できなくなります。そういえば押入れの奥の方に、15年以上前のGarminの登山用GPSが眠っているので、原因切り分けできそうな気が。。。
問題は、デバイスとPCの接続がRS-232Cなので。。。 RS-232CとUSBの変換ケーブルはありそうな気もしますが、今そんなレアな変換ケーブルを買ってどうする?(買ってみたい気もする)
あっ!普段使いスマホのiPhone8で同時に走行ログを取れば、スマホ 京セラTORQUE G03の問題かどうか、簡単に切り分けできることに気づきました!(でもRS-232CインタフェースとGarminの登山用GPSで遊んでみたい)
スマホなんてない15年以上前、Garminの登山用GPSに自作の地図を入れて、バイク用のナビにしてました。技術の進歩はとてもすごい。