足柄平野にある東京電力の変電所は、概ね見学してきました。(南足柄市の内山変電所がまだ未訪)電力会社の他にも、鉄道会社は独自の送電網を持っていたり、東京電力の送電網から架線に電力供給するための自前の変電所を持ってますので、脂肪燃焼のためこれも見学しに行きましょう。
■足柄平野の鉄道会社の変電所
まずは机上にて、調査対象となる鉄道会社の変電所を確認しておきます。基本的にはGoogleマップで「変電所」で検索すれば出てくるのですが、大雄山線だけは検索に掛からず、ネット上の設備系鉄道マニアさんの情報頼りになります。
この図は「draw.io」と言う無料のツールで書いています。ブラウザ上で動くツールと、アプリ版のツールがあります。KanatecはMac用のアプリ版を使用してます。電気工事士や工事担任者の受験勉強した際に、回路図やブロック図を書くのにとても重宝しました。
■JR東海道線
国府津変電所
一次側は、線路北側のコンクリート電柱の電線から供給されています。一次側は66kV/50Hzと思われ、この変電所でDC1500Vに変換しているようです。
一次側電力ケーブルは、御殿場線に沿って北東方向に続き、目視による追跡確認によると、新幹線高架の手前で「西湘37/小田原37鉄塔」に接続されているようです。(テスターのケーブルが届かず、同通チェックは未実施)
小田原変電所
駅の構内にあるのでよく見えません。左の写真中央にある鉄塔あたりが変電所です。小田急の入場券を買ってホームに出れば見えそうですが、そこまでの熱意はありません。
塔マップZEROによると、一次側は小田原分岐線 13(66kV/50Hz)に接続されています。
■小田急線、箱根登山鉄道
小田急 松田変電所
一次側は地中ケーブルに接続されているようですが、すぐ西側に松田線59(66kV/50Hz)の鉄塔があり、そこから地中に引き込まれているようです。
小田急 足柄変電所
もっと近くで写真撮影&観察したかったのですが、先客の撮り鉄さんたちが変電所の門の前に居て、互いに牽制しあっています。さらにご近所のおばちゃんに怪しそうに睨まれており、通報される前に早々に退散しました。
箱根登山鉄道 湯元変電所
一次側は高台線4(66kV/50Hz)に接続されています。ただし電線は3本なので、1回線のみでバックアップなしのようです。
二次側は箱根登山鉄道なので、DC750V出力?でもまだこの辺りはDC1500Vの小田急と同じ電圧のはずなので、架線には繋がらず箱根湯本駅の方に送られている?
もう少しきちんと見ておけばよかった。
■大雄山線
(仮称)多古の変電所
住宅や駐車場と線路に挟まれてて、これ以上合法的に近づけそうにない。どこかに点検時に出入りする通路がありそうだが、見つかりませんでした。
(仮称)和田河原駅構内の変電所
和田河原駅の構内にあります。電車の両数や本数が少ないので、JRや小田急と比較し、規模の小さな変電所です。
左の写真、電柱をよく見ると木製です。最近なかなかみないですね。
■まとめ
御殿場線の松田変電所を見逃している可能性があります。すぐ近くの小田急の松田変電所まで行ったのに、残念!
後日あっちの方に行ったついでに追加調査したいと思いますので、一旦これで終了とします。
2023.04.23 追記
久しぶりに松田駅周辺にサイクリングしてきましたので、撮り残しのJR御殿場線 松田変電所の写真を撮っていました。
特にこれといったネタはないですがComplete
した達成感程度の話です。