釣り人や、グラベルロード好きなランナー/サイクリスト以外ほとんど通りそうもない、風祭から入生田にかけての早川左岸の土手道、正体不明の怪しい物体Xが川を跨いでいます。さてこれは何でしょうか?
ずっと気になって、鉄塔やその周囲を観察しているのですが、特に管理者や警告などを示す看板もなく。。。個人の感想で言うと、感電や火災の危険がある電力送電線には見えず、重要な通信線にしてはガードが甘すぎ。。。
写真の通り、支線に吊られた部分はコルゲート管で保護されているので、肝心な中身が見えません。ここを通るたび、ずっと気になってました。
2022.12.29にここを通過した際に再度観察してみると。。。コルゲート管から水が漏れてます。
電力送電線もしくは通信線から水が噴き出すこともなく、下水管をわざわざ早川を跨いで通すこともなく、これって上水(水道水)の配管?
この先に何があるかと言うと、
この先、上水を必要とする施設は、①宗教施設、②一夜城歴史公園のトイレ、③鎧塚さん。。。ただし、早川からの標高差は200mを超えているので、水圧的(※1)に水が届くのか不明。
※1:高低差200mの高さに水を送るためには、20気圧=20kgf/cm2以上で圧送しないといけないが、そんな水圧が掛かっている?
「水を山に向かって送っている」と言う先入観は捨ててみます。例えば対岸の早川右岸に井戸があって、そこから左岸側に水を送っているとしたらどうだろう?近くにそんな手間を掛けてまで、特別な水を引きたい施設があると言うこと?例えば;
- 鈴廣のかまぼことクラフトビール工場 :どちらも水が命。
- 小田原温泉 八里 :「温泉Wiki」の情報だと、源泉名は「小田原 第4号」で、泉温は25.8℃。この温度なら水漏れ箇所から湯気が出てなくてもいい。
50年前に近くの農家のお爺さんが失敗しながら何年もかけて温泉を掘り当てたそうだ。源泉は早川の対岸にあって引き湯されている。(Ref. 担当周辺立ち寄り温泉みしゅらん)
小田原温泉 八里が、温泉を早川右岸から引いているようです。これにて一件落着!