臨時ニュース:伊豆大島近海の群発地震

最近、フィリピン海プレートの東と西の端で群発地震が発生しています。

今回は伊豆大島近海での群発地震に着目してみました。ちなみに、伊豆大島まで距離60kmほどしか離れてなく、フィリピン海プレートの西端あたりがトカラ列島、相模湾は東端なので、全くトカラ列島で発生した群発地震と関係がないとは言えないかもしれません。

トカラ列島の群発地震は収束の兆しが見えますが、ご近所の伊豆大島近海の群発地震はどうなるでしょう?

■日ごとの地震発生回数の推移

日本気象協会のWebサイトに情報掲載されている有感地震のデータを2008年まで遡り、月ごとの発生回数としてまとめてみました。

伊豆大島近海を震源とする有感地震発生回数(月毎)
(2008年1月〜2021年12月31日 更新終了)

まだ2021年12月は半分近く残ってますが、既に過去13年の月間地震発生回数の最大値を2倍以上更新しています。トカラ列島の群発地震とオミクロン株に気を取られていたら、ご近所で大変なことになっていました。

今回の群発地震の震源は伊豆大島の西の海上、深さは極浅い場所に集中しています。

■気象庁 伊豆大島の火山活動解説資料(令和3年11月)

11月分の月例レポートになりますが、12月上旬の地震の情報が書かれていました。

レポートのサマリーによると;

11月は、熱活動は低調で、火山性微動は発生しておらず、火山性地震はやや少ない状態で経過しており、ただちに噴火が発生する兆候は認められません。長期的に継続していた山体の膨張は、2018 年頃からほぼ停滞していますが、これまでの膨張により地下深部にマグマが供給された状態にあり、火山活動はやや高まった状態にあると考えられますので、今後の火山活動の推移に注意してください。
なお、12月4日18 時頃から、伊豆大島の西方沖を震源とする火山性地震が増加していますが、 過去にも地震活動が1年から数年に一度活発化し、震度1以上を観測する地震が多発したことがあり、今回も今のところ過去の地震活動と同様の活動と考えられます。
噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)の予報事項に変更はありません

前回噴火から時間が経過し、マグマが溜まった状態にはあるが、今すぐ噴火するような予兆はない、ということのようです。

■雑談コーナー

以下、科学的な知見も根拠もない雑談です。

2021.12.18 土曜日、晴れ

ひとつ気になるのは、伊豆大島近海とトカラ列島での群発地震が始まったのが、同じ日の12/4からということ。(偶然?)そうなると次に気になるのは、同じフィリピン海プレートの北の端にあたるのが相模トラフや南海トラフ。。。

そういえば、TBSドラマの「日本沈没」の最後はどうなったんだろう?1回もみてないので全くわからない。

日本沈没といえば、藤岡弘、、いしだあゆみと小林桂樹ほか出演の東宝映画(1973年)か、草なぎ剛、柴咲コウと豊川悦司ほか出演のもの(2006年)は見ましたけど、なぜか今回のTBSドラマは全く擦りもしませんでした。

2021.12.20 月曜日、晴れ、寒い

直近の地震発生は以下のような状態で、収束方向に向かっているようです。

発生日時マグネチュード
12/17の地震を最後に、2021年12月の地震発生はなし
2021年12月17日16時16分2.9
2021年12月07日10時48分3.2
(有感地震のみカウント)

(しばらく不安は続く)