当初の計画では、povo2.0をモバイルルータ Galaxy 5G Mobile Wi-Fiに挿し、docomo SIMロック版のiPad mini 3をカーナビに使うつもりでしたが、「au/UQ版 Galaxy 5G Mobile Wi-Fiは使えない」という想定外の事態に。(詳しくはこちら)
作戦その2として、povo2.0をスマホ 京セラTORQUE G03に入れて自転車・自動車兼用のナビに使うことを考え、トッピングなしの低速128kbpsで走行実験を行いましたが、スマホをカーナビに使うのは画面が小さすぎて危険と判断し断念しました。
最終的に作戦その3として、povo2.0で使えるモバイルWi-Fiルータを買い直して、当初計画のiPad mini 3でのカーナビに落ち着きました。
■初めての#ギガ活
ご近所には#ギガ活対象店舗のウェルシアやクリエイトが多数あり、税込500円以上お買い上げ&au PAY支払いで、300MB(3日間有効)のギガがもらえます。
毎週1回は、ご近所のウェルシアに買いに行きますので、#ギガ活を頑張りたいと思います。
#ギガ活メールが届きました
8/16の昼過ぎ買い物に対し、8/18夜にギガ活メールが届きました。
ウェルシアを2件ハシゴした甲斐もあり、クーポンコードは2つ、入力期限は9/30なので、来月いっぱい有効に使えそうです。
その後、8/17にもご近所のクリエイトで、また8/19にはウェルシアで#ギガ活したので、合計4件=1,200MB、これで9月末まで安泰でしょう。
祝! ボーナスギガ、初適用
8/20に、povo2.0アプリから300MB(3日間)のボーナスギガを適用しました。
アプリのトップ画面をリロードすると、ちゃんと0.30GBが加算されてます。嬉しい!
「3日間」の定義は、適用時刻から「24時間x3=72時間」ではなく、「(開始日を含めず)3日後のPM11:59まで」のようです。朝一番に適用すれば、実質4日間ですね。
Speedtestを1回すると10MBほど消費してしまうので、無駄使いしない程度で様子見したいと思います。
さて、本題に入ります。
■Google Maps低速運用実験
- 回線と回線速度 :povo2.0、トッピングなしの128kbps
- 端末 :スマホ 京セラTORQUE G03
- 車両 :自家用車で制限速度40km程度の市街地を走行
以下の観点で、カーナビとしての使用は困難。
- 音声ガイドが欠落し、代わりにゴング音が鳴る。(動画 03:10、03:30付近)初めて聴く音だったので、その意味を理解するまでにしばらく掛かった。
- 音声ガイドがないので、ルートガイドはスマホ画面表示を見ることになり、安全上好ましくない。
- 頻繁に経路の再検索や現在位置の検出待ち表示となる。(車両位置は、その間も正しく表示されている模様)
- ルートガイドのゴング音や画面表示の発声タイミングが遅い。
地図表示自体は事前ダウンロードしているので、特に表示が遅れることはないが、ルート検索、測位、ナビゲーションのかなりの機能を、端末上のアプリではなくサーバ側で実施している予想。そのため通信速度が遅いと、ルートガイド用の音声データがダウンロードできないほか、全体的に動作が遅れてしまう感じ。
”擬人的”に言うと、
助手席:「今の交差点をあっち(指差し)!」 運転手:「早めに教えてよ!”あっち”じゃなくて右とか左‼︎」
って感じです。
■Yahoo!カーナビ低速運用実験
- 回線と回線速度 :povo2.0、トッピングなしの128kbps
- 端末 :スマホ 京セラTORQUE G03
- 車両 :自家用車で制限速度40km程度の市街地を走行
目的地検索と時のルート検索にはかなり時間が掛かるが、走り出してしまえばう使えそうな予感。
- 地図は事前キャッシュされているので、特に表示が遅れることはない。
- 故意に案内ルートを外れても、リルートに要する時間はあまり気にならない。
- 音声案内も欠落することはない様子。
GoogleMaps同様、目的地やルート検索にはかなりの時間を要するが、測位並びにナビゲーションは機能しているように見える。交差点の音声案内も問題なさそう。
とはいえ、やはり画面の小ささが難点。
■AppleMapカーナビ低速運用実験
- 回線と回線速度 :povo2.0、トッピングなしの128kbps
- 端末 :モバイルWi-Fiルータ(HUAWEI Speed Wi-Fi Next W06)にiPad mini 3を接続
- 車両 :自家用車で制限速度40km程度の市街地を走行
注)音声録音に失敗してますが、ナビの音声案内は正常に機能しています。
地図がキャッシュされてないとかなり厳しいです。他のアプリ同様、目的地やルート検索には時間がかかりますが、一度地図とルートが表示されれば、自社位置や音声ガイドを含め十分許容範囲と思います。
■低速運用実験のまとめ
3件の実験結果の印象として;
- すべてのアプリにおいて、地図データのダウンロードに時間を要するため、事前に自宅の高速Wi-Fi下で予定ルートの地図をローカル保存(GoogleMapsの機能)するか、キャッシュしておく必要があります。
- すべてのアプリにおいて、目的地やルート検索に時間を要するため、目的地やルートを頻繁に検索するのはトッピングなしの128kbpsではかなり厳しい。
- Google Mapsは、音声ガイドをサーバ側で生成しているのか、128kbpsではデータ転送が追いつかず音声ガイドが欠落し、カーナビの用途としての利用は無理と判断。
- Yahoo!カーナビは、交差点の音声ガイダンスに遅れもなく、車両位置の測位も安定しているため、定常走行中は128kbpsでの運用は可能と思われる。
- AppleMapは、こちらも車両位置の測位も安定しているため、定常走行中は128kbpsでの運用は可能。
- この違いのは、「カーナビ機能をサーバ側とデバイス側のどちらで担っているか、それにより通信に対する依存度がどの程度あるか」と思われる。
以上により結論は;
- 通信速度が低い場合は、AppleMapやYahoo!カーナビの方が実用可能性がある。これは以前使用していた超激遅NUROゼロSIM使用時の結論と同じで、最悪出先でギガを食い潰してしまっても、「家に帰る」程度のルート案内なら十分可能。
いずれのアプリにせよ、目的地とそのルート周辺の地図を、事前に閲覧してキャッシュしておくのがポイントです。
■(比較実験)高速回線での最終確認
念のため、比較実験として高速回線によるYahoo!カーナビとAppleMapの最終確認を実施しておきました。
- 回線と回線速度 :povo2.0、トッピングを利用した高速回線
- 端末 :モバイルWi-Fiルータ(HUAWEI Speed Wi-Fi Next W06)にiPad mini 3を接続
- 車両 :自家用車で制限速度40km程度の市街地を走行
モバイルルータの充電端子が、マイクロUSB端子からUSB Type-Cに替わったので、車内設置の電源ケーブルを交換し、デバイス類の接続並びに設置方法を調整。
その後、1時間弱市内を走行して正常動作を確認し、全作業を完了しました。もちろん目的地やルートの検索も、高速回線ならすぐに完了します。
1時間弱の走行でのデータ消費量は、想定通り20〜30MB/hr程度なので、トッピング1回分=300MBで一日の走行を賄えそうです。(最近は根性がなく、片道3時間程度の運転が限度なので)
実戦配備 わが家の方向音痴 兼 めんどくさがり屋さんに、小田原〜コストコ座間間(往復約85km、走行時間2.5時間程度)のカーナビに使ってもらいました。 ・カーナビガイドが全てなので、方向音痴さんには大画面のiPadの方が安心 ・自分が使いたい「西湘バイパスルート」をルート提案しないYahoo!カーナビは却下され、AppleMapを利用 ・テザリング設定不要で、電源ボタンのみで接続できるWi-Fiルータは、面倒くさがり屋さんにはちょうどいい 結果、ギガの消費量は想定通り60MBちょっとなので、「#ギガ活1回分」で1日のナビ通信は十分賄えます。
以上をもって、楽天モバイルとのお別れと、カーナビ用の回線変更作業はすべて終了しました。あとは月に数回、ウエルシアかどこかでトッピングをもらって来ればOK。完全0円運用はできなくなりましたが、半年に1回「330円(税込)〜」のトッピングの購入で維持可能です。月額にすると「55円(税込)〜」です。素晴らしい!
Speedtest
1)日曜日の18:30と、2)平日の朝5時に、povo2.0とUQmobileとの回線速度を確認しておきました。
povo2.0
モバイルWi-Fiルータ(HUAWEI Speed Wi-Fi Next W06)にiPad mini 3を接続。
1)下り6.95Mbps/上り1.08Mbps
2)下り9.31Mbps/上り9.84Mbps
遅いです。
UQmobile
iPhone12で直接受信。
1)下り14.3Mbps/上り6.2Mbps
2)下り20.4Mbps/上り0.77Mbps
こちらも遅いです。
我が家は、auの4G-LTEとなんちゃって5Gの境目のためか、電波状況が良くないです。
でも、自宅のdocomo 光が激速なので不都合はありません。
(おわり)