格安SIM検討/楽天モバイルとの別れの時

■臨時ニュース

小田原保健所管内 新規感染者数の推移(2022.07.22まで)

大迷惑な某隣国発の新型ウィルスによる小田原保健所管内の新規感染者数、7月に入ってから急上昇し、特に7/12からはずっと3桁、7/22には665名を記録し、この先どこまで増え、その結果何が起きるのか、とても心配です。

今感染すると、検査も診療を受けるのが困難な状況が容易に予想されますし、外は30℃超えの猛暑なので、エアコンの効いた安全な自宅内にしばらく籠城しましょう。

■格安SIM検討

楽天モバイルのゼロ円運用は8月いっぱいで終了します。保有する2回線はこんな使い方です。

  1. 自転車ナビ向けに、頑丈で防水の京セラTORQUE G03にて使用
  2. カーナビ代わりのiPad mini(docomo SIMロック版)向けのGalaxy 5G Mobile Wi-Fiで使用(時々5G受信実験に使用)

毎月のデータ通信量は、契約時キャンペーンの「1年間基本料無料」の時期を除き、1GBを超えたことは一度もなく、2021年3月に契約してから今日までずっとゼロ円でした。社長Mさん、ありがとうございました。でももうすぐお別れです。とても残念です。気が変わるなら今のうちです。

使用頻度も通信量も少ないので、自分で使うだけならUQモバイルのiPhone12とテザリングで繋げばいいのですが、我が家の面倒くさがり屋さんのために、どうしてもNo.2のカーナビiPad miniだけは簡単操作可能なように、回線を維持する必要があります。

■キャリアはどこにする?

NTTドコモ

カーナビiPad miniは、SIMロック解除できない時代のドコモ版です。なので、NTTドコモ回線の格安SIMならiPadに直接が刺せるので、モバイルWiFiルータが不要になります。またメインのUQモバイルとサブのドコモの併用になるので、回線障害が発生した際の相互バックアップになり得ます。

ただし現状調べた感じでは、「基本料ゼロ円運用」が可能なものはなさそうです。

au

「基本料ゼロ円運用」が可能なpovo 2.0があります。モバイルWiFiルータはau版のGalaxyなのでバンドの相性も問題なし。何かの用件で大容量の通信が必要になった場合は、都度トッピングすればよく、無駄なく緊急運用も可能です。

ただし問題は、前日のようなau回線障害が発生した場合、UQモバイルスマホのバックアップにはなり得ないことですが、車には13年以上前の古い地図を搭載した車載ナビも付いてますし、なんとかなるでしょう。

Softbank

au版(SIMロックなし)のGalaxyは、Softbankだとプラチナバンドが合わないような気がします。Softbankにチャレンジしても何もメリットもないので検討対象外とします。

■価格調査(NTTドコモ回線)

調査条件は以下のとおりです。また調査結果は2022.07.23時点のものです。

  • 月額300円台以下、従量制の場合は上限設定可能なこと
  • データ通信のみ、通話やSMSは不要
  • 低速運用でも可
198円〜 HISモバイル|ビタッ!プラン 30GB段階制
  • 月額100MBまで198円/2GBまで770円
  • データ通信量を100MB・2GB・5GB・10GB・15GB・30GBに上限設定可能
  • 上限に達した後も最大200kbpsの 通信速度で利用可能
  • 上限値以降は課金はされずに低速度無制限で利用可能
  • 初期費用3,300円、価格.com特典 現金1,000円バック!

未使用月は198円で維持できて、使用する場合も200kbpsの低速運用前提なら費用は198円で変わらず。

問題は、200kbpsの低速運用での使い勝手が不明。カーナビアプリの地図データのキャッシュ機能を使ったら、どの程度の表示速度が得られるか?

何かの用件で大容量の通信が必要になった場合は、上限設定を変えることで対応可能。(ただし15GBまで
3,300円なので、大容量を使用すると割高感あり)

209円~ b-mobile|190 Pad SIM 15GB従量制
  • 月額100MBまで198円(税込209円)/1GBまで528円/3Bまで935円
  • 3GB、6GB、10GB、15GBの上限設定可能
  • 上限設定値もしくは15GBに達した場合、低速度制限(速度不明)で利用可能
  • 初期費用3,300円

格安SIMの老舗なので、なんとなく安心。ただし、上限設定の下限値が3BGである点に注意。低速度制限時の速度がWebに明記されてないのでよくわかならい。

290円 合理的シンプル290プラン
  • 月額1GB付きで290円
  • 通話可能(11円/30秒)、1GB追加220円
  • 1GB単位で上限設定可能
  • 上限値に達した時は、アクセス制限がかかり、当社ウェブサイト及びマイページ以外アクセスができない(2022年12月31日までは暫定措置として低速度)
  • 初期手数料 3,300円

緊急時のドコモ回線の通話用SIMにもなり、普段は月額1GB付きで290円で、データ量と価格が理想的だが、上限値に達した以降の低速モードはなくネット接続不可となり、1GB追加220円が必要。

ナビ用途で走行中に上限到達すると厄介なので、事前に余裕を持って上限変更と追加ギガの発注が必要となり、無駄が出る可能性も。

328円 ロケットモバイル|神プラン 無制限
  • 上下最大200kbps、初速バースト機能あり
  • データ使用量無制限及び従量課金なし
  • 初期費用3,740円

常時ネット接続で高速通信を必要としないIoT機器向けですね。初期費用はちょっと高めですが、一昔前の3G常時接続程度は十分使えそう。初期バースト機能はナビの地図ダウンロードには向いているかも?

ただし高速化オプションがないので、何かの用件で大容量の通信が必要になった場合への対応はできない。

330円 nuroモバイル|お試しプラン 0.2GB
  • 200MBを超過すると通信速度が最大200kbpsに制限
  • 大容量プランに変更可能
  • 初期費用3,740円

以前の0SIMが有料化された際のサービスと同様で、NUROのイメージに反して「とても遅い回線」という印象が残っている。

何かの用件で大容量の通信が必要になった場合は大容量プランに変更できるが、元のお試しプランに戻せるのか?

プリペイドSIM

Amazonにて

  • docomo回線、マルチカットSIM
  • 20GB/365日プランで4,580円=1.6GBで月額382円相当
  • 10GB/180日プランで2,380円=1.6GBで月額397円相当
  • データ量または日数が制限に達した時点で使用停止

Yahooショッピングにて

  • docomo回線 IIJのMVNOデータSIM、マルチカット
  • 10GB/180日プランで2,199 円=1.6GBで月額366円相当
  • 毎週火曜日22時~翌水曜日9時迄の間、メンテナンス時間で繋がらないらしい

月のデータ使用量の変動が大きい場合、案外こちらの方がお得かも?購入時の手続きも簡単で、3.300〜3,740円の初期費用も必要ないのはかなりのメリット。

■価格調査(au回線)

0円 povo 2.0(一択)
  • 基本料0円、0円0GB時は送受信最大128kbps
  • データ使い放題24時間=330円、追加1G(7日間)=390円、追加3GB(30日間)=990円、追加20G(30日)=2,700円
  • 180日間以上有料トッピングの購入等がない場合、利用停止、契約解除となることがある
  • 契約時の事務手数料も不要らしい。

使用しない月の基本料0円は素敵。契約時の事務手数料も不要らしい。とはいえ、0円0GB時は送受信最大128kbpsなので、ちょっと常用は無理かもしれません。ドコモ系格安SIMの低速モードは200kbpsが多いので、この辺も要注意点です。

よって使うときに使う分だけトッピングを購入すればいい。これまでの平均的にみて、iPad miniカーナビを使用するのは月に1.5回と仮定して・・・

  • 年あたり :24時間 330円*18回 = 5,940円
  • 月当たり平均 :495円

一見安そうな印象がありますが、うまく価格設定していて、気づいた時にはそこそこの値段になります。CoCo壱のカレーみたいな感じですね。追加1G(30日間)=390円なんてトッピングがあったらベストなんですけど。。。

■今後の予定

契約事務手数料も解約手数料もかからないpovo 2.0でまずスタートしてみましょう。もしナビアプリの地図キャッシュ機能を使って128kbpsで運用できたら超ラッキーです。

200kbpsで何ができる?(ドコモ系低速モード)

皆さん同じことを考えているようで、ネットにいろいろレポートされてました。地図アプリに限定すると、地図データのキャッシュなしの状態で新たに地図を開くには2〜3分待たされるので辛い、一度地図データがキャッシュできてナビとして使うなら十分実用性あり、という感じです。

ポイントは「事前に地図データをキャッシュしておく」ことです。

それとアプリごとに地図のデータサイズが異なるので、「地図のデータサイズやナビ運用時の通信量の少なものを選ぶ」のもコツのようです。

だいぶ昔ですが、カーナビアプリの比較実験を行ったことがあり、その時は通信データ量が少なくて済むYahooカーナビが最適との結論でした。今はネット回線やスマホの動作も速くなったので、状況が変わっているかもしれません。

もちろんダメな時は使う分だけ最適なトッピングを追加。それでしばらく使ってみてコスト的に高そうなら、ドコモ系の格安SIMへの乗り換えを再検討します。

povo 2.0の128kbpsでの様子が分かれば、ドコモ系格安SIMの低速度制限200kbpsの様子も推定できると思いますので、これが無料で実験できると考えてもお得です。

300kbpsならどなるか?(UQモバイル節約モード)

300kbpsとは、現在契約中のUQモバイルの節約モード(=データ消費ゼロで実質使い放題)で、My UQ mobileアプリで簡単に通常モードから簡単に切り替え可能なことがわかりました。節約モード状態のiPhone12にテザリングを使ってナビ用iPad miniを繋ぎ、カーナビアプリを起動して走行実験すれば、「300kbps時の様子」から、ドコモ系低速モード200kbps状態のイメージは掴めそうです。

まとめ

格安SIM検討/楽天モバイルとのお別れは8月末なので、その頃までに、大迷惑な某隣国発の新型ウィルスが収束していることを祈りましょう。