2000年夏に小田原市民となったKanatecは、当時のバイト先の関係から2002年より箱根駅伝の移動中継車がアナログ放送からデジタル放送に変わっていく流れに注目してきました。
なお駅伝の競技自体には興味はありません。
▪️(予備知識)地上デジタル放送の開始時期
- 2003年12月1日に東名阪で放送開始
- 2006年12月1日には全都道府県で放送開始
- 2011年7月24日、岩手・宮城・福島の東日本大震災の被災3県を除いた44都道府県で、地上波のアナログテレビ放送が終了
アナログ放送終了 世紀の瞬間を記録
2021.07.24 正午、鈴木奈穂子アナウンサーにより、地上アナログ放送の終了が告げられた記念すべき一瞬を録画。
マンションの共同受信設備や自宅のTV機器は全てデジタル化されており、アナログ放送を受信するためのシステムを特別に構築し、この日を迎えた。
このような放送技術の変化の中で、箱根駅伝の中継車両がどのように変わっていったか振り返ってみましょう。なお、本来であれば2022年が「箱根駅伝の中継 20周年記念」のスペシャル企画だったのですが、大迷惑な某隣国発の新型ウィルスのために延期されてました。
▪️2001年の箱根駅伝の中継
- 小田原市民として最初の箱根駅伝の中継のはずだが、この年は見学した記録も写真もなし。
なぜだろう?
▪️2002年の箱根駅伝の中継
- この年が初見学、写真枚数は少なく中継車両の屋根についたアンテナ類を撮影。
この年より「箱根駅伝の中継の見学」の歴史が始まる。
▪️2003年の箱根駅伝の中継
- この年は撮影した写真も、見物した記録なし。
年末年始に熱を出して寝込んだ記憶があるので、それがこの年かも?
自身の行動記録が残っているのは2004年以降なので、この時どうしていたのかは不明。
▪️2004年の箱根駅伝の中継
- この中継の1ヶ月前、2003年12月1日に東名阪で地上デジタル放送が開始されたが、中継映像はまだアナログ。
- 1号車のナンバーは、この後に車種を更新してもずっとこだわりの「107」。
- この年の2〜3号車はエムブロス・ロケーションサービスのGMCアストロで,2号車はピックアップ風、3号車はワゴン風の車両。
▪️2005年の箱根駅伝の中継
- 12/29および12/31に2回も降った雪のため、12/31の夕方時点で箱根の山は雪で真っ白。
- 「中継映像に映るKanatec本人」を見ると、オンエアは16:9の地上デジタル放送だが、中継映像はまだ4:3のアナログ(オンエアは左右に縁を足してワイド画角化)。
- この年の中継1号車はいつものナンバー107ではなくGMのアストロ、2号車は右ハンドルの国産四駆トラックの改造車。(車種未確認、ダットサントラックのように見える)
▪️2006年の箱根駅伝の中継
- この年より往路の小田原中継所が風祭の鈴廣から本町のメガネスーパーに変更。
公式には、「区間距離を延ばして5区ランナーの育成」という事ですが、ちょうどその時期に鈴廣店舗の建て替えで、前年までの中継スペースに仮店舗が立っている。いつも全面協力してるので、その辺の大人の事情は許してあげたい。 - 往路当日、雨と混雑で5区小田原中継所(メガネスーパー)には近づけない。
- やむなく風間豆腐店前の新幹線ガート下に移動して写真撮影。(雨の日の撮影は傘が邪魔)
- 中継車の編成は、ナンバー107、アストロ2台、バイクの編成に戻る。
- この年の箱根駅伝の中継は固定局のみHD化ということなので、TBS(=ニューイヤー駅伝の全区間HD化)に先を越された模様。
▪️2007年の箱根駅伝の中継
- 別に混雑するレース当日でなくてもいいことに気づき、中継車両の事前の試走時に撮影したら余計な写り込みもなく綺麗に撮影できた。中継車の車列の接近は、テレビ中継がなくてもヘリの接近で事前に分かる。
- 中継車の編成は、ナンバー107、アストロ2台、バイクの編成。
- この年は天候も良く、バイクで芦ノ湖まで事前調査を実施。芦ノ湖にはテレテックの中継車の設営中。
- この年の箱根駅伝の中継より移動局の映像もHD化され、Kanatec史上初めてHD中継映像に映ることができた。
▪️2008年の箱根駅伝の中継
- 2号車が初めて見るマイクロバス。
- ヘリからの中継映像にKanatecが映る!
- 移動中継車からの映像は、ヘリや箱根の山頂などに設置された機材で中継され、日テレに届けられます。カメラだけでなくこの中継機材もデジタル化しコンパクトになったため、中継車の屋根に付けられたアンテナの数も、アナログ時代と比べて減っています。
▪️2009年の箱根駅伝の中継
- なぜ現地確認していないんだろう?2008年後半より一気に予算と諜報活動に制約が生じた影響か?
(過去の記録を確認した結果、どうも風邪ぎみだったらしい。)
=====
ここからは既設のまとめページを参照していきます。
▪️2010年の箱根駅伝の中継
→ http://kanatec.html.xdomain.jp/odawara-ekiden.html#86
- 移動中継車の編成が、自動車2台+バイク2台の編成に変わる。(中継での呼称2号車がバイクに変わった)
- 酒匂橋右岸のトヨタの屋上に固定カメラが設置される。(これまでは市民会館屋上)
- Kanatec史上最高の撮れ高!移動中継車に2回、固定カメラに1回映る‼︎
もう既にお気づきと思いますが、オンエアに映り込んだことが確認しやすいよう、駅伝の中継見学の際はオレンジ色のコートを必ず着用しています。
▪️2011年の箱根駅伝の中継
→ http://kanatec.html.xdomain.jp/odawara-ekiden.html#87
- 中継車の編成、トヨタ屋上の固定カメラ(往路のみ)は2010年から変化なし。
▪️2012年の箱根駅伝の中継
→ http://kanatec.html.xdomain.jp/odawara-ekiden.html#88
- 前年の2021年7月、岩手・宮城・福島の東日本大震災の被災3県を除いた44都道府県で、地上波のアナログテレビ放送が終了。
- 中継車の編成、トヨタ屋上の固定カメラ(往路のみ)は2010年から変化なし。
▪️2013年の箱根駅伝の中継
→ http://kanatec.html.xdomain.jp/odawara-ekiden.html#89
- この年の往路は例年にないほどの強風。
- 酒匂橋西岸のトヨタ屋上の固定カメラの存在が広く小田原市民に知れ渡ってしまったため、酒匂橋上の見学者の数が毎年増えている気がします。
- 中継車の編成、トヨタ屋上の固定カメラ(往路のみ)は2010年から変化なし。
- この厳しい状況の中、中継映像にKanatecの姿が結構映ってます。
▪️2014年の箱根駅伝の中継
→ http://kanatec.html.xdomain.jp/odawara-ekiden.html#90
- 中継車の編成、トヨタ屋上の固定カメラ(往路のみ)は2010年から変化なし。
▪️2015年の箱根駅伝の中継
→ http://kanatec.html.xdomain.jp/odawara-ekiden.html#91
- 昨年と比較して、3号車がいつものアストロから国産車ベースの移動中継専用車両(さがみエンヂニアリングの車両)に代わっています。
▪️2016年の箱根駅伝の中継
→ http://kanatec.html.xdomain.jp/odawara-ekiden.html#92
- 小田原は快晴で無風、日テレさんのテレビ中継でのコメントによると、箱根路に路面凍結防止剤を使わなかったのは10年ぶり。
- 中継車の編成は前年と同じです。3号車はさがみエンヂニアリングの車両。
▪️2017年の箱根駅伝の中継
→ http://kanatec.html.xdomain.jp/odawara-ekiden.html#93
- 往路 小田原中継所が、本町のメガネスーパー本社前から、風祭の鈴廣前に戻りました。
- 酒匂橋右岸のトヨタ屋上の固定カメラは廃止され、市民会館屋上に戻りました。
- 昨年迄の中継1号車とは異なる車両です。こちらは日テレさんの車両なので、新しく入れ替えたようです。2号車はバイク、3号車は2015年以降同様でさがみエンヂニアリングの車両。
▪️2018年の箱根駅伝の中継
→ http://kanatec.html.xdomain.jp/odawara-ekiden.html#94
- 固定カメラは市民会館屋上で変わらず。中継車両の編成も前年と同じ様子。
- 個人の感想ですが、年々試走する回数が少なくなり、また中継車の屋根に取り付けられたアンテナの本数も減っています。ヘリの数も少なくなって来ているような気がします。
▪️2019年の箱根駅伝の中継
→ http://kanatec.html.xdomain.jp/odawara-ekiden.html#95
- テレビ中継で「バイク」と呼ばれていた、カメラマンを乗せた三輪バイク(トライク)が、今回から「4号車」と呼ばれています。中継車両編成自体は前年と変わりません。
- 酒匂川上空からのへりによる空撮ですが、これ迄は海側から北向きに撮影し、富士山や箱根の山の風景を撮影してましたが、今回は山側から南向き(海向き)の撮影になってました。
- もう一つ未確認なのですが、中継用のヘリが1機だけでした。もしかするとこれが空撮時のヘリの位置に関係するのかもしれません。
▪️2020年の箱根駅伝の中継
→ http://kanatec.html.xdomain.jp/odawara-ekiden.html#96
- 往路4区 小田原市内の固定カメラが、本町市民会館屋上から酒匂橋西岸のトヨタに戻りました。
- 先導車はトヨタの新型センチュリー、監督者は新型ヤリスです。
- 中継車両編成は前年と変わりません。
- ランナーのほとんどが、Nike製ピンクの厚底シューズを履いてました。
▪️2021〜2023年の箱根駅伝の中継
大迷惑な某隣国発の新型ウィルスのために駅伝の中継の見学を断念。本当に大迷惑です。
▪️2024年の箱根駅伝の中継
例年の様子だと、大迷惑な某隣国発の新型ウィルスは8月と1月にピークを迎える傾向にあります。お盆休みと年末年始休暇で人の移動が増えるためでしょうか?来年のお正月はどうなるんでしょうか?
(おわり)