LCCに乗って沖縄に行こう!(旅費節約、限界に挑戦ツアー 2016夏)
2013年の4/28から5/2の3泊4日の日程で、GW中にも関わらず、名鉄観光のツアーで2名分合計で4万円を切る価格で沖縄ツアーに行って来ました。その時のツアーの内容は;
- 往路:成田 14:55発→那覇17:55着、復路:11:35発→成田14:10着のスカイマーク
- 宿泊はロコイン松山という市街地の繁華街奥にあるまあまあ普通のホテル(ただし食事無し)
当時、スカイマークと言えば格安航空機の代表格で、更に時間的にもあまり人気のない便だったこともあり、この価格が実現出来ました。今回は、これより安く沖縄に行って、「沖縄おでん三昧」をしてきました。
■1. 東京駅から成田空港まで
格安高速バスのThe アクセス成田(片道1,000円)を使いました。最近はずっとこのバスですね。もう100円安い京成系のバスもありますが、乗車場所が東京駅からちょっと離れていることや、トイレが付いてないバスもあるようなので、便利で渋滞時のおトイレ問題も安心な、The アクセス成田が我が家の御用達です。
※利用のポイント
- 座席数限定ですが、ネットで事前予約も出来ますので、混雑時も安心です。ピーク時には1時間に4本程度の便数があり、東京駅始発もあるので、混んでいても1本待てば大体座れます。
- バスの予約時刻より早く東京駅に着いた場合、乗り場にいる担当の方に相談すれば、予約便より早いバスに載せてくれます。
- 東京駅から1時間程度で成田空港に着き、最初の停留所である第2ターミナル2番バス停から空港内を15~20分程掛けて一回りし、LCC専用の第3ターミナルが終点となります。もし渋滞等でバスが遅れて第3ターミナルでのチェックイン締め切りが迫っている場合、最初の停留所である第2ターミナルから第3ターミナルまでダッシュした方が、そのままバスに乗っていくより5分以上早く着ける可能性があります。
■2. 成田から那覇まで
成田発着のLCCだと、ピーチ、ジェットスター及びバニラですよね。スカイマークはいつの間にか成田から撤退してしまったみたいです。我が家の場合、ANAのマイレージでチケット購入が出来るバニラの利用が定番です。バニラエアのチケットをANAマイレージで交換する利点は、年間通して同じマイル数で購入出来る点ですね。預託荷物1個分の料金含みで那覇の場合、往復で12,000マイルで、最安のバーゲン価格並にお安くチケット購入出来ます。(ただし、便の変更は不可です)
※利用のポイント
- ANAマイレージで購入出来る座席数に限りがあるので、「早い者勝ち」です。普通予約でまだ空き席があっても、ANAマイレージ分が先に売り切れますので、とにかく早めの予約が基本です。
- バニラのバーゲン開始時刻から2~3時間くらいは、ネットがまともに繋がらなくなり、ANAマイレージからの購入も困難となります。バニラでの予約は、バーゲン開始の日時に注意しましょう。
- プラス1,000円支払うと、レッグスペースが広いリラックスシートが購入出来ます。このシートは最前列と非常口部分の計3列分(座席数で18シート)です。皆さん、このプラス1,000円の支払いを嫌っているらしく、普通席が満席でもリラックスシートだけが空き席のことがあります。我が家の場合、この1,000円だけはケチらないようにして、ゆったり移動しています。
身長177cmのKanatecがリラックスシートに座った状態。
隣の方が座ったままの状態でも出入り可能です。
ちょうど新幹線のシートピッチくらいですね。
- ここが一番の格安旅行のポイントですが、Kanatecの場合Trip Adviserの会員であり、毎月コツコツと口コミ投稿し、1500マイル/月をゲットしています。これにより、年間18,000マイルが貯まりますので、1年4ヶ月頑張ると成田-那覇の2人分のバニラ往復航空券(24,00マイル)をGET出来る訳です。・・・往復航空券はゼロ円ってことですね。
■3. 那覇空港LCC専用ターミナル(往路)
ここが、格安沖縄旅行の一番の難所です。ANA系のバニラとピーチについては、那覇空港はLCC専用ターミナルが発着となります。施設的にシンプルなのは想定の範囲内としても、このターミナルへのアクセスが最悪です。ここは、ANAの貨物ターミナル施設内の一角を改装して旅客用にしているため、タクシーを含め一般車両の出入り不可、もちろん徒歩での出入りも出来ません。このため、那覇国内線ターミナルを繋ぐ10分に1本の連絡バスに乗るか、入場許可を持った数社のレンタカー送迎バスに乗るしか、アクセス方法がありません。到着便が重なると、バスに乗れる迄、最悪20~30分待ちになります。我が家の場合、預託荷物の受け取り待ち時間のため、バス待ちの列の後ろの方になってしまい、飛行機を降りてからゆいレールの駅に接続する国内線ターミナルに着くまでに1時間程掛かってしまいました。バスの乗車時間はたった数分ですが、長い待ち時間と車内の人とデカイ荷物での大混雑はかなりストレスになります。
※利用のポイント
- レンタカーを借りる予定があるなら、LCC専用ターミナルに出入り出来る会社にして、レンタカー屋さんの送迎バスを使うとかなり楽そうです。(問題は、レンタカーの利用時間が無駄に長くなり、コストアップの要因になる点です)
- バスを利用する場合、可能なら行きは預託荷物無しで機内持ち込みとし、機内の一番前の方の席を取って、バス乗り場にダッシュで向かうと、かなりの時間節約になります。(我が家の場合、同行者の荷物が多すぎて、この作戦は使えません)
- バニラエアにこだわらないなら、普通の国内線ターミナル発着のジェットスターを利用するも手ですね。ジェットスターの場合、バニラのANAマイル交換相当額より高めになりますが、LCCターミナル間のアクセスのための無駄時間やストレスから解放されます。
■4. 那覇空港LCC専用ターミナル(復路)
国内線ターミナルの地上階の4番バス乗り場から無料連絡バスに乗りますが、こちらは乗客が集中しないようちょっと早めに行けば、待ち時間も車内のラッシュもそれほどひどくなく、あまりストレスはありません。問題は、チェックイン時刻より早く行き過ぎると、LCCターミナルのチェックイン前エリアには座る場所もほとんど無く、お店も2軒程度しかないので時間を持て余します。
保安検査前おエリアにある唯一の売店。(この他にコーヒーショップが1軒)保安検査後の待ち合いエリアにも同じような売店1つあり。
※利用のポイント
- チェックインの順序がちょっと変わっています。預託荷物がある場合も、先に無人チェックイン機でチェックインし、チケットを発券する必要があります。もしかするとWebからチェックインすれば、この手順はパス出来るかもしれませんが、これはそれほど待つことはありませんでした。
- 非常口部分のリラックスシートを予約している場合、発券条件として非常時の脱出支援をすることを確約する必要があるため、無人チェックイン機では発券出来きません。とは言え、チケットが無いと後述の理由のため有人カウンターにたどり着けず、結構困りました。この場合は、近くにいるバニラの係員にお願いしてカウンターで発券してもらい、チケットを手渡ししてもらう必要があります。これってもう少し、表示とか注意書きをしっかりしてほしいですね。もしかすると、これもWebチェックインすると回避出来たのかもしれません。
- 預託荷物がある場合、このチケットを持ってX線検査機の列に並び、荷物に検査合格のシールを貼ってもらった後に、その先にある有人カウンターに荷物を預けます。(チケットが無いと、X線検査してくれず、有人カウンターにたどり着けないため、先に無人チェックイン機で発券する必要がある訳です)
- ここが復路最大の難関で、巨大な荷物を多数持った赤い旗の隣国の旅行客さんが、荷物検査で預託禁止物品で揉めたり、その後のカウンターでの預託荷物の重量超過料金の支払いで揉めだしたりすると、なかなか先に進みません。
- あとは保安検査を済ませ、椅子と2軒の売店しかないだだっ広い待ち合いエリアで搭乗待ちになります。ここでは、とりあえず簡単な飲食やお土産はゲット出来ます。またこの待ち合いエリアにて、Tギャラリアで購入した免税品の受け取りが出来ます。まあ、エアコンの効いている場所で座って待てるので特に問題無しです。
待ち合いエリアの椅子が足らないことへの対応なのか、大量のパイプ椅子が並んでいました。
■5. まとめ
(1)費用(二人分)
高速バス往路 | 2,000 | 東京駅→成田3T |
航空券往路 | 2,000 | ANAマイル利用、成田→那覇、リラックスシート |
ホテル | 13,338 | 東横イン2泊朝食付き |
航空券復路 | 2,000 | ANAマイル利用、那覇→成田、リラックスシート |
高速バス往路 | 2,000 | 成田3T→東京駅 |
以上合計、¥21,338(2泊3日、2名分合計)で、結構いい感じの成果が得られました。
(2)今後の課題
往路の那覇LCCターミナルの連絡バス待ちはちょっと何とかしたいですね。次回沖縄行きの場合、行きはジェットスターで国内線ターミナル着とするか、バニラを利用する場合は、送迎付きのレンタカー会社を利用したいと思います。それにしても、那覇LCCターミナルへのアクセスについては、大いに改善の余地があります。貨物ターミナルの敷地の外まで徒歩移動が可能な専用の通路を作り、そこにタクシーや路線バスの乗り場を作るとか、到着便に合わせて連絡バスを増便するとか、考える余地は十分あると思います。費用を押さえたLCC向けターミナルなので、施設がシンプルなのはOKとして、アクセスや導線が悪いのは混雑や無駄な待ち時間を増やすだけで、今後の利用者アップには繋がりません。