小田原保健所管内では2021/8/27の115名をピークに、新規感染者が減少に転じ、9月〜10月には中井町の食品工場や南足柄市の保育園のクラスター発生で一時的に増加に転じた時期もありましたが、11月に入ると新規感染がゼロの日が続く状態まで改善しました。
ところが年末で人の動きが増え、さらにオミクロン株のリスクも高まっている中、12月下旬から「前日比2倍」の雰囲気で増加に転じ、昨日12/25には7名を記録しました。
せっかく、2年ぶりにほんのちょっとだけのんびりした年末年始を迎えられると思ったのに・・・ってとても残念な感じです。この残念感、医療関係の方は特にでしょうね。
もしこのまま「前日比2倍」が続いてしまうと、箱根駅伝復路翌日の休み明け1/4(10日後)には、小田原保健所管内での1日の新規感染者数が「7人*2の10乗=7,000人超」になってしまう単純計算です。
■これがフェイクニュースの基本
12/25の感染者数やそれに基づく計算自体は間違ってませんが、前提条件(仮定条件)に全く根拠がありません。
これはフェイクニュースによくあるパターンで、実績データや計算間違いは論理的に指摘できますが、前提条件は個人の感想なので、なんでもありということでしょう。条件次第でどんな計算結果だって出てきます。
それにしても、今改めて思うと、最大ピークだった8/27小田原保健所管内での1日の新規感染者が115名とは。。。保健所や医療関係の皆さんは、よくこの危機を乗り切れたと思います。(感謝と尊敬を!)
で、もう一つ改めて思うのですが、絶対に8月後半の最大の危機は、7/26〜8/11開催の万国大運動会と関連したと思ってます。それ以前も、万国大運動会の運営に関わる重要な意思決定のタイミングで、感染者が増えていたように感じてます。
さて、北京での万国雪上大運動会は2/4開催です。どこまで感染者発生とその情報を抑え込むことができるか、お手並み拝見です。(個人の感想)
■訂正(2021/12/28)
Kanatecは、生活に役立つ情報はありませんが、フェイクメディアではありませんので、きちんと訂正します。
12/26(日)と12/27(月)の新規感染者はゼロ、12/28(火)は1名となりました。よって「もし本当にこのまま「前日比2倍」が続いてしまうと」というが全く根拠のない誤った前提条件だったわけです。
皆さんも怪しい報道を目にしたときは、もっともらしく設定された前提条件を疑ってみてください。その上で正しく対策しましょう。