スマホ乗り換え作戦(UQモバイルの実力)

docomoよりauを経由してUQモバイルに乗り換えました。これまでもMVNOの格安SIMとか、今は無きemobile を利用したことはありますが、メインのスマホを格安系にしたのは初めてです。13ヶ月間は基本料金の範囲で5GBまで使えるので、データ量が破産しない範囲で色々実験してみたいと思います。

■回線速度の確認

ネット上では、UQモバイルの回線速度は良し悪しの意見が分かれているようですが、実際はどうなんでしょうか?SoldiさんのWebに掲載されていた通信会社回線平均速度ランキングを転載させていただきました。

2022年1月28日時点
(参考:みんなのネット回線速度(みんそく) | 速度比較が出来る通信速度測定サイト)

外出先で高速インターネットはあまり必要ないので、この値で十分です。なおauとUQモバイルは同じ速度ではないようです。(NTTドコモとahamoも、ソフトバンクとY!mobileも似た関係)

自宅の机上 4Gとなんちゃって5G(NR化)の境目

以下のデータは、規定のタイミング&条件で一度だけ測定した結果です。正確を記すなら、複数回同じ条件で測定し、平均値を扱うべきですが、1回の測定で0.1B程度のデータ量を消費するため、限りある資源環境下では難しいです。その辺もご了解の上、傾向としてご覧ください。

5Gオート設定時

経験上最も回線が空いている日曜早朝でこの値であり、いい状態ではありません。

スマホ液晶のステータス上では電波強度は4本で4G、Bandは1で繋がってますが、なんとなく不安定な感じがします。

  • 移動してない机上の実験中に、電波強度を示すアンテナ本数が、2本から4本の間で頻繁に変化。
  • 接続バンドが4G LTEのB3、B18、B1と頻繁に変化。
  • 5G(NR化)と4Gの境界にいるためか、稀に5Gに接続。
  • バッテリーを初期鍛錬モードでギリギリ0近くまでまで使っているので、機能制限が生じている可能性あり。
4G受信設定時

4Gと5Gの境目で受信が不安定になっている可能性を考え、4Gのみ受信するように設定しても、今一つ状況ははっきりしません。(ひとつ前のSpeedTestとは、実施時刻が異なるので、あまり比較対象にはなりません)

我が家は、auの電波とあまり相性が良く無い可能性があります。そういえばdocomoの基地局アンテナは、当マンションの屋根に設置され、楽天モバイルはベランダから見通し400mのところに基地局アンテナがあります。

さて、auの基地局アンテナはどこにあるんでしょう?

(参考値)ドコモ光のWiFi接続時

なお、自宅内のドコモ光WiFiはとっても早いので、自宅内でUQモバイルが多少遅くても全く困りません。

auのリアルガチ5G(Sub6)のエリア拡大を、気長に待ちましょう。

5Gオート設定時(再試験)

平日の早朝、通常モード(5Gオート)設定で再試験してみたら、かなりの高速モードで繋がっていました。左のキャプチャでは4Gになってますが、下り76Mbpsを計測したタイミングは5Gで、上り計測前に4Gに落ちてます。

やはり5Gエリア拡大を、気長に待ちましょう。

酒匂橋 リアルガチ5G(Sub6)エリア

酒匂橋の上にて(右岸土手)

2022年5月時点、横浜市戸塚区以西の神奈川県内の東海道上で、唯一のリアルガチ5G(Sub6)エリアになります。

結果はKanatecでの5G受信史上最高値=321Mbpsを記録しました。もしこの下り速度が安定して出るならすごいです。但し上り速度は全然速くないので、リモート会議での自身の映像・音声のアップリンクとか、ネット生放送のアップリンクは厳しいかもしれません。

・・・で、なぜここが「横浜市戸塚区以西の神奈川県内の東海道上で、唯一のリアルガチ5G(Sub6)エリア」なのかの推察ですが;

  • すぐ近くに、KDDIの大株主(2022年3月時点で第3位)のトヨタの新車と中古車ディーラーがあるため?
  • 楽天モバイルの5Gエリア(Sub6とミリ波)の基地局も、足柄平野では小田原市内の開局が早く、基地局数も多いので、何かパイロット的なことを行う際に、マーケッティング的な条件がいい?

ということで、全くわかりません。

足柄大橋 混じりっ気なしの4Gエリア

足柄大橋の上にて(左岸土手)

雲ひとつ無い最高の天気でとても気持ちいいのですが、完全に無防備な腕が日焼けしていると思います。顔は、ヘルメットと、サングラスと、マスクの隙間だけが日焼けし、グレートムタのフェイスペイントのような日焼けの恐れがあります。

さてこのエリアは混じりっ気なしで文句なしの4Gエリアになりますが、回線速度も4Gの標準的な値です。この速度が普通に得られるなら、UQモバイルで全くOKです。

■西湘〜相模地域の5G事情

2022年5月時点で、西湘から相模地域におけるauのリアルガチ5G(Sub6)もしくは、スーパーリアルガチ5G(ミリ波)エリアは4ヶ所のようです。この状況下で、酒匂橋で5G(Sub6)受信ができる小田原市民は恵まれています。(残念ながら、このエリア内には住居はあまりないです)

藤沢市鵠沼本町付近

ここはSub6エリアはなく、ミリ波のみのエリアのようです。Google Mapsで眺めてみても、小規模な住宅と飲食店や商店のみで、特にトヨタの関係先もなく、大規模な商業施設もない場所です。なぜここがミリ波のエリアなのか謎です。まあ、iPhone12ではミリは受信はできないので、関係ないといえば関係ない。

海老名SA下り線

この場所へのSub6エリアの設置理由はわかりやすいですね。但し、上り線側には設置されてないのが謎。下りと上りのSAを隔てる東名高速は高架橋ではないので、電波は届きそうな気もしますが、何か問題があって出力を絞っているのかもしれません。

宝蔵山スポーツ広場

Sub6+ミリ波のエリアです。スポーツ公園というと、普段から大勢の方で賑わう場所っぽい気がしますが、Google Mapsで眺めてみても、そんな賑やかな場所には見えません。なぜここにSub6+ミリ波のエリアが設置されたのか謎です。

酒匂橋

酒匂橋西端のトヨタのディラーを中心に、河川敷の周囲に虫食いのようにSub6エリアが広がります。河川敷には運動場があるので休日は結構賑わいますが、このエリアには住民は多くなさそう。

なぜここが5Gエリアなのか、更に左岸のかなり離れたところまで5Gエリアが点在しているのが気になります。アンテナの位置(高さ)と向きの関係でしょうか?

(つづく)