我が家のデジカメの諸々について、徒然なるままに。最近引きが弱くなったようです
■デジカメって「カメラ=光学機器」なので
当たり前の話ですが、デジカメも銀塩フィルムを使ったカメラも、基本は光学機器のカメラなんですよね。画素数ばっかり多くても、レンズの性能が悪かったり、使い勝手が悪くシャッターチャンスを逃してしまったり。。。
我が家のデジカメは、古くてもまだまだ現役バリバリで使えるものと、最近ある目的で買い足して失敗したものがあり、二度と失敗しないデジカメ選びのための覚書としてまとめておきました。
■成功事例(1) Nikon D50
当時のバイト先の上司がカメラ好きで、Nikon D70を使ってました。欲しいけど高くて買えないと諦めていたところ、
- このような潜在的なニーズを察知したNikonが、低価格版のD50という機種を発売開始(2005年頃)Canonも同じ価格帯のお手頃デジタル一眼を発売。
- バイト先の「自社製品購入キャンペーン」で奇跡の当選、10万円分のギフト券を獲得
・・・で、2006年に購入し、現在もここぞ!という時に使ってます。(普段は乾燥剤入りのカメラケースで大切に保管)
- 有効画素数 :6.1 メガピクセル
今見ると、ちょっとびっくりするくらいの画素数ですよね。現在のスマホの半分以下、格安おもちゃデジカメよりも少ない画素数です。ところがこれで写真を撮影すると;
今のところ大きく引き伸ばして印刷するようなニーズはなく、PC画面での表示か年賀状印刷程度なので、この画素数でもOKというか、それ以上にこの発色とか奥行き感とか申し分なしです。(この写真の撮影時はもう夕暮れ時でしたが、ここまで色が出ます)
【利点】
- 発色や奥行き感はさすが一眼レフ、標準ズームレンズ装備なので、これ一台でOK。
- 特に箱根駅伝の中継見学のように、被写体の動きが激しい撮影になると、その操作性とオートフォーカスの応答力はとても使いやすいです。
- 三脚&リモコンを使用すると、花火や夜景撮影もいい感じ。
【欠点】
- 唯一の欠点が大きさと重さ、自転車探検の際に持っていくのは、写真撮影が目的の時だけ。
- 大切なカメラなので、雨天や砂埃の多い環境では使いたくない。
■成功事例(2) Panasonic LUMIX DMC-LX2
2006年当時はまだバイクに乗っており、ツーリングの際にあちこちで色々撮影する機会が多かったです。
さすがにバイクで出かける際にD50を持っていくのは大変で、当時使っていたSonyサイバーショットも、D50の写真と見比べ見劣りを感じ、当時のコンデジとしては結構高かったPanasonic LUMIX DMC-LX2を購入しました。
- カメラ有効画素数:1020万画素
こちらの画素数もやっと10Mピクセルに届いた程度、今のスマホの方が画素数は全然多いです。
最近の旅行用は、スナップ撮影はスマホで、記念撮影はPanasonic LUMIX DMC-LX2で、という組み合わせです。
【利点】
- 荷物にならないコンパクトさ。
- 奥行き感はD50には及ばないが、発色や解像度はなんら問題なし。さすがLEICAレンズ。(LEICAも、このLUMIXをベースにしたコンデジを出してました)
【欠点】
- レンズキャップの付け外しの煩わしさ。
- 大切なカメラなので、雨天や砂埃の多い環境では使いたくない。
■15年ぶりにデジカメの補強を検討
D50やLumix以降、iPhoneをはじめとするスマホの写真画質が上がってきており、Web用のスナップ写真はスマホカメラでかなりカバーできました。
とはいえ、やはりスマホはスマホなので、光学機器としてのカメラとして見るとその性能は;
- デジタル式ズームのため、望遠撮影は画質が低下する。
- レンズ口径が小さいため、夜間などの光量が足らない場面はブレやすく、画質が低下する。
- 撮影の都度、認証の上でスマホを起動するのも面倒、操作性も所詮スマホなので。。。
- スマホは、仕事や生活の生命線になっており、探検先で写真撮影の都度、あまりバッグから出したくない。(落として壊したり、紛失すると一大事)
このような理由のため、濡れても、落としても、埃まみれになってもへっちゃらなデジカメが欲しくなった次第です。
耐久性能以外の要求事項は;
- 光学ズームを含め、レンズ性能はそれなりのもの
- 付け外しが面倒なレンズキャップ無しのもの
- サブ機なので、値段が安いもの。
- 画素数にはあまり拘らない。(縮小処理して使うので)
を条件に探してみました。
■失敗事例(1) RICOH WR-4 GPS1(中古)
別の投稿「Eye-Fiを覚えていますか?」でご紹介の通り。
地面の中から発掘されたような満身創痍の外観の中古品でしたが、上記4条件は全て満足していました。これなら濡れても落としても全然気にしません。
残念なことに原因不明のノイズが液晶に表示されるため、故障扱いで返品となってしましました。
■失敗事例(2) RICOH WG-M1(中古)
代替機種をじゃんぱらで探していたところ、中古ランクAの商品を見つけました。じゃんぱらは何度も利用しており、中古ランクAはほぼ無傷の新品に近い品質です。
ただし、デジカメではなくアクションカメラってジャンルだと思います。アクションカメラは全く知識がなかったので、これが大失敗の原因。
【失敗理由:Kanatecの個人的な原因】
- 大きめのモナカくらいのサイズでとてもコンパクトなんですが、その分液晶が小さく、老眼のKanatecにはこの液晶画面で撮影の構図が決められません。
- レンズと液晶の向きの関係もあり、カメラをしっかり構えられず、撮影時に水平を出すのも大変。
- アクションカメラの広角側に振ったセッティングのため、ズーム機能がない。
要するに、アクションカメラを「丈夫なデジカメ」代わりに使おうとしたのが、根本的に間違っていたみたいです。
【失敗理由:メーカーRICOHになんとかして欲しい問題】
- 一旦電源OFF後、再び電源ONすると、その前の設定が全く残らず、デフォルト設定に戻ってしまう。
- 設定が飛んでしまう上に、数少ないボタンでメニュー操作するため、とっても再設定に手間がかかる。(これはKanatecの操作能力の問題かもしれない)
詳しく説明すると、
デジカメ用途メインで使いたいので、カメラの設定を「静止画、画角はワイドではなくミディアム〜ナロー」とするのですが、無操作で自動的に電源が切れた後、再び電源ONすると、この設定が全て飛んでしまい、デフォルトに戻ってしまいます。
起動時はデフォルトの「動画モード、操作のうえ静止画モードに切り替えても画角はワイドモード」なので、電源投入の都度、静止画撮影までにあれこれ再設定が必要です。
これって仕様なのか、バグなのか?RICOHのWebサイトで確認した限り、更新版のファームウェアは公開されてませんでしたので、完成品との認識なのか放置なのか。。。
取扱説明書も何度も読み直しましたが、設定を保持させる方法は見つけられませんでした。もしRICOHのカメラが全てこのような仕様なら、絶対買いたくないです。RICOHデジカメユーザの皆さん、どうでしょう?(さすがにカレンダー、時計、言語設定は残るので、多分この状態が仕様のようです)
一応会社的にPENTAXを傘下に入れたB2Cのデジカメ・メーカーでもあると思っていましたが、B2Bの事務機屋さんなのかもしれませんね。ちょっと残念でした。やはり戦時中の火器類の光学照準器メーカーさんの方がいいのかもしれないです。
【まとめ】
失敗したのはRICOHのせいのような書き方になってしまいました。すみません、そうではなく、アクションカメラを防水で丈夫なデジカメ代わりに使おうとしたのが間違いです。
やはり最近、”引き”が弱くなっている感じです。まあ元々そんな強運な方でもないのですが。。。
とりあえずとてもきれいな中古品で、動作もたぶん正常、付属品もほぼ全付きなので、本来の目的での活用を考えましょう。
■対策を考えないといけない
ここで終了しては、当初の目的が全く達成できてません。濡れても、落としても、埃まみれになってもへっちゃらなデジカメがまだ手に入っていません。
iPhone8での写真撮影もできるのでデジカメ自体に緊急性はないですが、スマホを落として壊したり紛失してしまってからだと遅いので。。。
(1)課題:機種は?
耐久性とコンパクトさを考えると、RICOHのWGシリーズが価格もお手頃でいいのですが、先述の「電源OFFすると、その前の設定が全く残らず、デフォルト設定に戻ってしまう件」がRICOHの標準仕様だと困ります。
その場合でもさすがにデジカメなので、起動時のデフォルトモードが動画になることはないでしょう。(最初の動作確認時に故障に気付いたRICOH WR-4 GPS1でどうだったのか、すぐに返品してしまったので全くわかりません。。。)
(2)課題:予算は?
アクションカメラで諭吉さん一人分を使ってしまったので、予算残金が2諭吉さん切ってしまいました。最初はRICOHのWGシリーズを新品購入できる額はあったのですが。。。
■調査検討再開
要求仕様が少々変わりました。
- 光学ズームを含め、レンズ性能はそれなりのもの
- 付け外しが面倒なレンズキャップ無しのもの
- サブ機なので、ご予算2万円以内(中古の場合、バッテリー交換費用を含む)
- 画素数にはあまり拘らない。(縮小処理して使うので)
(1)コダック PIXPRO WPZ2(価格コム最安値 17,736円)
- 4倍光学ズーム、F3~F6.6、約1600万画素 1/2.3インチ BSI CMOS、1080p フルハイビジョン動画撮影、電子式手振れ補正
- 水深15m 防水、2m 耐衝撃
- WiFI通信機能
- 2020年6月発売モデル
(2)Canon iNSPiC REC FV-100(価格コム最安値 14,990円)
一応画素数は13Mピクセルもありますが、単焦点のレンズで、スマホのカメラを取り出して専用機にした感じです。液晶モニタがないので、構図はレンズ右側の四角い穴から覗いて決めるようです。
別の目的の製品のようなので、却下です。
(3)Nikon COOLPIX W150(価格コム最安値 17,800円)
- こんな可愛い外観で、なんと防水10m、耐衝撃性能1.8m(ガサツなお子様向け)
- 13Mピクセル、3倍光学ズーム、1/3.1型原色CMOS、F3.3~F5.9
- 画像をスマートデバイスに自動転送しシェアできる「SnapBridge」に対応
- 2019年8月発売
(4)ケンコー DSC200WP(価格コム最安値 12,800円)
- 20Mピクセル 1/2.3型 CCD、4倍広角ズーム、F3.2~F5.8
- 水深12mまで対応する防水性能と、IP5Xの防塵性能、高さ1mの耐衝撃性能
- 2019年7月12日発売
■判定は?
カメラとしての基本性能もOKで、価格も安いのが(4)ケンコー DSC200WP。ただしWiFi等の無線機能がないのと、若干チープな印象の外観が気になる。
(1)コダック PIXPRO WPZ2と(3)Nikon COOLPIX W150を比較すると、価格はほぼ同じで、カメラ性能では仕様上は若干(1)のコダックが有利、信頼性だとやはり国産の(3)Nikon、外観は両極端なので好み次第。
慌てて選ぶとまた失敗するので、ちょっと考えましょう。