決して「未開の地」ではありません。
今まで特に用事がなくてほとんど行ったことのない「ほぼ未開拓の地」を訪問する企画です。
なおネタ不足のため、今回より訪問先の選定条件を緩和しています。
■今回の訪問先は
小田急開成駅の東側、酒匂川との間にあるとても綺麗で静かな住宅街です。Kanatecが小田原進出したのは2000年、ほとんど同じ時期建てられたマンションや戸建てが多く立ち並でいます。
■開発の歴史を遡ってみると
開発が始まった時期は、結構古いんですね。
国土地理院の航空写真を見てみると、1979-1983年撮影の航空写真に、既に造成された区画が写っています。
現在は、北側がマンションエリア、南側が戸建てエリアです。
■紅蓮次郎の聖地
このエリア、紅蓮次郎のロケ地としても有名です。三津原消防署や早川漁港と並ぶ、紅蓮次郎の聖地です。
2008年12月に放映された「『火災調査官・紅蓮次郎』この家じゃない…!間違えて放火した女?」でも多くの場所でロケが行われました。
■訪問結果は
2008年の紅蓮次郎のロケ地訪問以来、13年ぶりです。小田急線や酒匂川サイクリングロードで横を素通りすることはよくあるのですが。。。
1)ここにあるもの
静かで綺麗な街並み :多くが築20年を超えていると思いますが、とても綺麗な家並みや街並みが維持されてます。
自然豊かで眺望も最高 :東は酒匂川、西は箱根と富士山、北は丹沢と、眺めも自然も最高な場所です。
20年超の年月を感じさせるもの :駅東口のロータリーに置かれたロンちゃん、塗装も色褪せ、ひび割れて浮き出しており、ちょっとくたびれた感が否めませんでした。
2)ここにないもの
このエリアには、千人規模で住民がいると思うのですが、どこにでもあるはずのクリエイトやコンビニすらありません。お買い物は、線路を超えた西口側のマックスバリュが至近です。
久しぶりに開成駅の西側も徘徊してみましたが、広い道路が敷かれ、戸建ての分譲地が多数、おしゃれなパン屋さんや西松屋、今流行りのワークマンプラスなど、若い家族向けのお店がたくさんできてました。
20年前、駅の東側にマンションや戸建てを購入した際、線路の反対側がこんな大発展を遂げると予想した人はどれだけいるのか。。。
3)ここに少ないもの
東側は酒匂川、西側は小田急線の線路、南側と北側は田んぼに囲まれており、このエリアから車で出入りできるルートが少なく感じました。
- 開成駅のすぐ北側と南側にある踏切2箇所 :開成駅に停車する電車が増えたため、朝夕の電車本数の多い時間帯は、踏切が閉まっている時間が長そう。
もし開成駅で事故など起き、電車が止まってしまうと、駅に近いこの2つの踏切は開かなくなる恐れがあります。
- 足柄紫水大橋右岸に出る道 :信号機がないので、朝夕の通勤時間は右折して本線に出る車で混みそう。
でも、この橋ができたので、酒匂川の東側エリアとの往来は格段に便利になりました。(国道255線まで繋がるのはもう少し先です)
- 足柄大橋につながる畑道 :大きな車が前から来るとすれ違えない。
- 狭い踏切 :一応、Google Street Veiw撮影用の車両が通過しているようですが、普通車では通りたくない狭い踏切。
■まとめ
商店もなく、アクセスルートが少ないことで、エリア内に住民以外が入って来ることもなく、静かで平和な雰囲気を維持できていると感じました。(住民以外には一切用事がないエリアとも言える)
これから更に20年経つと、住民の高齢化や、マンションや住宅の建て替えなどが始まると思いますが、うまく世代交代と街の新陳代謝ができればいいですね。
住民以外には用事がない場所なので、陸の孤島の廃墟エリアになってしまわないように。。。