臨時ニュース 楽天モバイルエリア縮小中か?

月例での楽天モバイル5Gエリアの拡大状況の調査を行ったところ;

楽天モバイルのエリア
  • 足柄平野内の5Gエリアは増えていないが・
  • エリアマップの凡例の配色が変わっている
  • 偶然サーバメンテナンス中だったのかもしれないが、表示レスポンスが異常に遅い(要再検証)
  • 足柄平野周辺の山間部のパートナー回線エリアが狭くなっているように見える

何か大きな変化があったような気がします。特に気になるのが以下の2ヶ所のエリア。

南足柄市の箱根山麓〜松田町の松田山周辺

楽天モバイルのエリア
  • 大雄山駅の西側、最乗寺に至る手前の箱根山麓エリアが不感帯
  • 松田町惣領のチェックメイトカントリークラブあたりが不感帯

中井町の中心部

楽天モバイルのエリア
  • 中井町役場のすぐ西側が不感帯(この辺は山間部というより、主に丘陵地帯の農地)

参照用 早川周辺の1年前との比較

2021年4月頃のエリア図が残ってましたので比較してみます。(図中の吹き出しや矢印は、今回のネタには関係ないので無視してください)

2021年4月時点(薄いピンクがパートナー回線エリア)
2022年6月現在(オレンジ色がパートナー回線エリア)

この1年ちょっとで、

  • 楽天エリアが、箱根湯本方面や国道135号線の海沿いエリアに拡大。
  • 山間部でパートナー回線エリアが繋がりにくそうな場所が増えた(ように見える)。

以前はパートナー回線エリアを雑に塗りつぶしていたのを、今は厳密に表示するようになったのか、実際に繋がりにくいエリアが増えたのか。。。地図で見る感じ、ほとんど定住人口はいない山間部なので、「人口カバー率」には影響ないですけど。

ちなみにそもそも人口カバー率の定義は、

エリアは市町村単位で、市役所、町役場、出張所などの周辺で使用できれば当該市町村の全人口が利用できると判定し、通信圏外の役所が1か所でもある場合には当該市町村すべての人口が利用できないと判定する。

なので、山間部が多少繋がらなくなっても、人口カバー率には影響ないみたいです。

参照用 au のエリアとの比較

(参照用)au のエリア

やはりauなら使える箱根山麓エリアが、楽天では使えなくなっているように見えます。中井町などは町役場すぐ近くの農地エリアも、auなら全く問題ないが、楽天だと使えないように見えます。

都心部ではかなり前から、パートナー回線エリア(=auプラチナバンドによるローミングエリア)が減っているようですが、足柄平野もその方向のようです。

考察

auのプラチナバンドにつながるエリアが減ってしまうと

  • 登山やハイキングが趣味の方、林業や山麓で農業に従事されている方などで、楽天モバイルを主回線に使用されている場合、活動域での電波状態を再確認されたほうが良さそうです。万が一の場合に命に関わる恐れがあります。(このケースでは、ほとんどの方はdocomoかauだと思いますが、念のため)
  • 楽天エリアになっている市街地でも、建物の奥とかビル影とか、繋がりにくくなっている可能性があります。(こちらの影響の方が大きいかも)

「パートナー回線エリア(=auプラチナバンドへのローミング)により、郊外でも使える」という状況が変わってきたようです。

楽天モバイルは、「終わりの始まり」から「終焉の時」に移ってきたようです。

au 楽天モバイル向けローミングサービス提供エリア

「6月末を目途に順次停波し・・・」と書いてあるので、楽天モバイル向けローミングサービス提供エリアが縮小するってことですよね。もちろんこれに並行して楽天モバイルエリアが拡大しているんでしょう。

とは言え、auのプラチナバンドによるローミンングエリアが縮小すると、やはり山間部は厳しそう。サービス開始初期の「繋がりにくいソフトバンク」見たいな状態になるんでしょう。

自宅付近を拡大するとこんな感じで、ルーミングサービスエリアのちょうど境目くらいで不安定な感じ。auのなんちゃって5G(NR化)エリアもちょうど境目なので、同じ基地局なのかもしれません。

小田原における楽天向けauローミングサービスエリア
小田原におけるau 5G(NR化)エリア図=濃いオレンジ色