楽天モバイルの最大のセールスポイント「月の通信量を1GBに抑えるゼロ円運用」が終わりを迎えるようです。いつかこの日が来ると予想していましたが、思ったより早く「終わりの始まり」が訪れました。
さてさて、いつ解約しましょうか?(いつ解約してもいいようにプラニングしてます)
雑誌のおまけで一瞬ブームを起こした「0SIM」のように、通信速度を抑制してゼロ円ユーザの追い出しを図ることなく、ここまで頑張ってきたことは評価します。
でも、お別れの時が来たようです。思ったよりお別れの時が早く来たかなって感じますけど。。。
せめて「1GBまで330円」だったらどうしようか悩んだんですけど、社長Mに毎月千円を払う気にはなりません。
楽天モバイルさん、1年ちょっとの短いお付き合いでした。今後も末長く頑張ってくださいね。
■関連情報(信頼できる情報筋=IT Mediaより)
料金プラン改変までのスケジュール
既存ユーザーに対しては移行措置として、7月1日の新プラン提供開始から4カ月間は「月1GB以下は実質無料」となる還元策を実施する。具体的には、7~8月請求分に対しては月間1GB以下のユーザーは無料という従来の料金を適用する。9~10月の請求分については、「(ユニバーサルサービス料と電話リレーサービス料の3円を含む)1081円分の楽天ポイントでの還元」が実施される予定だ。
「7月1日の新プラン提供開始から4カ月間は”月1GB以下は実質無料”」の意味ですが、
- 7~8月請求分に対しては月間1GB以下のユーザーは無料という従来の料金を適用
- 9~10月の請求分については、1081円分の楽天ポイントでの還元
で、楽天ポイントには全く興味はないので、8月末を解約期限とします。新プランには自動移行なので、忘れないようにしないといけない。(Macのリマインダーに登録完了!)
ちょっと興味があるのは、新プランへ移行したことで「180日間使用実績のない回線について利用停止」という昨年実施した約款変更をこっそり削除しないですよね?
「当初は既存ユーザーは0円を継続する方針でいたが、電気通信事業法により“ダメ”だと分かった」と釈明
電気通信事業法27条の3が規定する「行き過ぎた囲い込みの禁止」という規制により「既存ユーザーは0円を維持したまま、新規ユーザーは980円から」という条件でのサービス提供が不可能だと判明したという。(楽天談)
なんか嘘くさいですね。0円プラン(寄せ餌)に集まりすぎた0円ユーザ(餌取り)がそろそろ邪魔になってきたので、総務省や電気通信法を理由にしているだけで、当初の作戦通りなんでしょうね。そもそも、普段から総務省の言うことを素直に聞いてましたっけ?
プラン改定の既存ユーザーへの影響について
ほとんどのユーザーが残っていただけると思っている。データ容量が少ないユーザーでも、楽天市場での利用は非常に多い。ポイント付与など特典がすごく大きいため、契約を続ける理由となっている。(楽天談)
毎月1GB以上の利用で有料ユーザの方には影響ないので、残るかもしれません。1GB以下の0円プランでの利用者の多くは、ほとんどメリットのない値上げなので、残らない方が多いのでは?
結果、売り上げはあまり増えないが、0円ユーザ分のコストが浮く作戦。加入者数拡大路線から、営業収支確保路線に変針したわけですね。
なお、今回の楽天の発表で全く触れられてないのが、スマホを分割払いで購入した0円ユーザさんのこと。月額980円の後出し値上げなので、最長20ヶ月くらい分割が残る人は、トータルで2万円程度負担が増えることになる。「だったらdocomoかauにしておけばよかった」ってなりますね。
まだまだ一悶着ありそう。やっぱ、後出しジャンケンはまずいです。楽天モバイルのWebサイトでは、5/14時点でまだ0円プランを広告してますし。。。
■次はどうしましょうか?
自転車や車用のナビ用途のサブ回線で、毎月のデータ量は0.5〜1GBもあれば十分。回線速度も通常の4G LTEまで必要なく、初めから速度制限付きの安い契約で十分。ただし、エリアはdocomoやau並みが必要。特に音声通話は不要なので、IoT機器向けの通信プランが案外最適かも?
今現在、楽天モバイル回線は2回線あるので、もし上記条件での月額が300円程度で済めば2回線維持、500円くらいなら1回線に限定というご予算です。
「だったら楽天の月額980円とあまり変わらないのでは?」とのご意見もありそうですが、毎月の固定費は極力抑えたいのと、社長Mを儲けさせないとの強い信念があります。
povo2.0ってどう?
- 基本料金0円 ・・・素敵!
- データ追加トッピングなしの場合128kbps ・・・ナビ地図更新には流石に遅すぎ
- データ追加1GB(7日間)390円 ・・・有効期間30日なら文句なしですけど、これだと毎週末使うたびに390円必要になる
- データ追加3GB(30日間)990円 ・・・ちょっと高いです
- 180日トッピング購入がないと解約 ・・・基本料金0円なので仕方ないですね
- 契約期間縛りや解約手数料不要、初期の契約事務手数料も要らないみたい
「データ追加1GB(7日間)390円」が唯一残念な仕様です。「1GB(30日)」のトッピングがあったらpovo2.0で決定なんですけどね。でもこれって、通話し放題のトッピングもあるので、主回線のスマホ用によさそう。データ追加3GB(30日間)980円+通話かけ放題1,650円=2,630円(税抜)で仕上がってしまいます。
ロケットモバイルってどう?
- 神プラン(データ量無制限、200kbps)月額298円(税抜) ・・・ナビ地図更新には流石に遅すぎ?
- 1GBプラン(1GB、実測値5~10Mbps)590円(税抜) ・・・かなり遅めだが、ナビ用途にはこれで十分
神プランは、速度は必要ないが低コストで常時接続したいIoT機器に適したプランのようですね。200kbps制限も初期バースト機能があるので、ナビのように散発的に地図データをダウンロードする用途なら案外使えるのかも?契約期間や解約金はないのですが、初期の契約事務手数料に3,400円かかるのが微妙。
OCNモバイルONEはどう?
- データ容量0.5GB+無料通話最大10分相当つきで月額550円〜(税込) ・・・ナビ用途にはこれで十分
- 通信可能容量(0.5GB)を超えた場合、通信速度が送受信時最大200kbpsになります。月内の低速通信の通信容量が、基本通信容量の半分を超過した場合は、低速通信の速度が更に制限される場合があります。
- 契約期間縛りや解約手数料不要、初期の契約事務手数料3,394円
- 60歳以上の方限定、1年間実質1GBキャンペーン
日本通信(b-mobile)ってどう?
- 190PadSIM(〜100MB=190円、〜1GB=528円、etc.)データ通信専用
- SIMPLE290(〜1GB=290円、以降も1GBあたり220円で利用可能)通話も可能
- 初期手数料3,300円
- ドコモネットワーク(LTE PREMIUM 4G、LTE、LTE 800MHz、FOMA(3G)エリアで利用可能)
SIMPLE290なら、普段は1GB以内に収める運用として、スマホに挿せば緊急時に通話ができたり、ルータに挿せば1GB=220円のデータ追加オプションで光回線のバックアップにもなるので、結構よさそうです。
初期費用の節約
Amazonにて「エントリーパッケージ」という名前で、初期手数料3千円程度を節約可能な商品が売ってます。
多分これにはSIMはついてなく、申し込みに必要な情報だけが書かれており、ネットで申し込むことでMNPの手続きを済ませたSIMが送られてくる仕組みだと思います。
せっかくの格安SIM狙いなので、これは活用すべきです。
プリペイドSIMなんてどう?
海外からの旅行者とか、短期的にデータ通信したい人向けに、契約や解約などの面倒な手続き不要なヤツです。これなら将来ボケてしまっても、解約を忘れる心配もない。
これ、結構いいかもしれない。
毎月のデータ量はここまでいらない感じですが、もし何かあった月は短期に大容量を消費することが可能です。最後に余ってもそれはそれで仕方ない。格安SIMのデータ通信メニュー(月額)から見たら一見高そうですが、月平均で見ると1.6GBで400円以下は格安でしょう。
通信速度とか制限があるのかもしれないので、まずは180日版でお試ししてみてもよさそう。
楽天モバイル回線の最後の活用方法
楽天モバイルをただ解約するのではなく、別な回線にMNPする際のいわゆる「弾」として使えない?ここ数年で携帯電話の契約の様子が変わっており、昔みたいな「MNP+オプション山盛りで、端末実質ゼロ円&キャッシュバック」なんてもうないんですよね?
まだ3ヶ月ほど時間があるので、最後まできっちり活用したいと思います。
2022.05.17追記
「楽天ゼロ円廃止」で、世の中は想像以上に盛り上がってます。相当の人数が「基本料0円」のpovo2.0に乗り換え始めたようです。
- 楽天的には、元々売上に寄与しない無料ユーザは、さっさと全員いなくなった方が嬉しい。
- povo2.0的にも、実運用上トッピングなしでは使えないので、売上が増える方向になるはず。
これは案外楽天とauの綿密な計算に基づく炎上商法だったのかもしれない。ここで動く人たちは、てんこ盛り方向に振ったahamoには合わない人たちです。
Kanatecとしては、社長Mの利益になることは一切したくないので、ギリギリまで無料ユーザを継続します。
2022.05.28追記
Galaxy 5G Mobile Wi-Fiを購入し、肝心の楽天モバイル回線もあと1ヶ月でお別れのため、一括1円で購入したWiFi Pocketを処分しようと、小田原市内の中古買取店を廻ってみましたが;
- エディオン ダイナシティ小田原店
中古買取対象はゲームだけのようです。最近イトーヨーカ堂の3階にオープンしたお店ですが、特に用事はなさそうなお店でした。 - Hard-Off
こちらもほとんど中古の玩具屋になってしまい、あまり期待できませんでしたが、近くまで来たので訪問してみました。残念ながらポケットWiFI系は買取してないそうです。 - 出張買取 不用品買取専門 錬金堂
いつの間にかメガネ屋さんが中古買取店になってました。いろいろ調べてくれたのですが、買取上限が200円とのことなので、お礼を言って退散しました。(これが最高価格) - セカンドストリート
残念ながらポケットWiFI系は買取してないそうです。半年ほど前にデジカメの中古を探しに訪ねた時と比較し、スマホやタブレット、デジカメ等のデジモノ類の扱いがかなり減ってました。楽器コーナーも見てみましたがとても残念な状況でした。傾向としてOff-House的な品揃えのように思います。近所に中古屋さんができて期待してましたが残念でした。宝探し感のあるフジシロリサイクル の方が楽しいかも?
楽天モバイルのデバイス(WiFiポケット)もオワコンになってしまったようです。東京に行けばまだ売れそうなのですが、交通費の方が高くなってしまいます。