電動自転車の手元スイッチの防水ゴムが切れた

2019年の春に購入した電動自転車（ヤマハ PAS Brace）の手元スイッチの防水ゴム部分が、加水分解らしき症状の末に切れてしまいました。

他のゴムや樹脂パーツには加水分解のベタベタや問題となる経年劣化も起きてないので、なぜこの灰色ゴムだけ？って感じです。操作頻度の高い他の黒い防水ゴムのスイッチは全然問題ないんですけど。。。

このままだと水や埃が入って、スイッチが壊れそう。

ヤマハ発動機のWebサイトで調べてみる。対象部分は「メーターアセンブリー」ということで、故障の際は丸っとアセンブリー交換。

基本的に分解しての部分交換は認めてないみたいです。だったらこんなゴムパーツはケチらないでいい素材使ってよ！って言いたい。

なんと、このアセンブリーパーツの値段は2万5千円を超える！

防水ゴムパーツだけの交換のために、こんな金額をかけるなんてあり得えない。もちろん経時劣化が問題なので中古品なんてあり得ない。

ということで、自分で補修するか防水対策するしかないようです。

注）Braceのこのタイプの手元スイッチが特に高いようです。他のPASのスイッチ類はこの半額程度。

ゴム系の防水パテでスイッチ部分を肉盛りする方法が考えられます。

問題は、防水ゴムの中までパテが入ってしまい、スイッチ部分が動かなくなる恐れがありそう。これを避けるには、防水ゴム部分もしくはフロントパネルを外してから、防水パテで肉盛り補修したのちに組み戻す方法。

しかしながら現物を観察する限り、フロントパネル部分をパカっと取り外せそうな雰囲気はない。全てのスイッチ部がゴムパーツで防水処理してある状況より、スイッチの筐体自体も防水処理の上で強固に組み立てられている可能性が高い。

この辺が分解できずにアセンブリー交換の理由の一つかもしれない。

手元スイッチパネルって、どうも電動自転車のウイークポイントのようで、破損防止のための保護カバーが色々売ってました。

雨晒しの屋外保管の方も多いし、駅の駐輪場でガツガツ当てられることを考えると、自転車のハンドルに電子機器がついていること自体が不向き。

サイクルベースあさひのWebを見ると、他のヤマハPASのスイッチカバーは￥1,210(税込)でジャストフィット品を扱ってるのですが、Brace用の「Dモデル」には使えないようです。

念のためお店を訪ねて確認しましたが、やはり商品自体が存在してないようです。

注）サイクルベースあさひではレジ前でこの種の商品を販売しています。結構購入される人が多そう。壊れやすい上に1〜2万円の修理代がかかるので、スマホの保護フィルムやケースと同様な扱いらしい。

Amazonで調べてもヤマハPAS Brace用のカバーは見つからず。このため寸法合わせで汎用品を流用してみることにしました。

スイッチカバーのタイプは、シリコンゴム製で伸びることで汎用的にサイズ対応可能なものが多いようです。

今回は寸法がちょうど合っていた伸びない防水カバーが最安だったのでこれを採用。ただこれだと側面のボタン３つが使いにくいので、ついでに5mmφのポンチも合わせて購入し、側面ボタンを防水カバーの外に抜く作戦。

防水性が下がる恐れもありますが、そもそも裏側は丸っと空いているし、水中走行するわけでもないのでなんとかなるでしょう。

Amazonで購入した「サギサカ電動スイッチカバーヤマハ用 BK72871・・・ダメでした。裏側を帯ゴムで固定するタイプなのでなんとかなると思いましたが、厚み方向の寸法が全く足らない。

我が家にあるもう1台の電動自転車（お買い物用）ヤマハPAS City-Xのスイッチにジャストフィットなのでご進呈。

細長い袋状の幅が9cm、手元スイッチの短辺が5cmｘ厚みが2cm強なのでなんとか入りそうです。念のためもう一度寸法を測ってみました。（大丈夫そう）

気になるポイント

という点ですが、もともとリモコンに使うものなので大丈夫と信じます。

もう一つは手元スイッチをハンドルに取り付けるためのクランプが、筒状のラップフィルムを被せる際に邪魔にならないか気になりますが、側面のスイッチと一緒に避けてフィルムをカットできそうな感じです。まあ3枚で110円なので、失敗してやり直しても損害は軽微。

（つづく）